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大江健三郎氏未発表小説、発見

掲載日:2026年3月3日

 2026年3月2日、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部(村本由紀子研究科長)は記者会見を行い、大江健三郎文庫に寄託された資料から、本学出身の作家大江健三郎氏(1935-2023年)による未発表小説2篇(「暗い部屋からの旅行」、「旅への試み」)が確認されたと発表いたしました。

 「暗い部屋からの旅行」(1955年執筆、原稿用紙82枚)は現存する小説としては最も古い作品であり、「旅への試み」(1957年執筆、原稿用紙42枚)は文芸誌デビューの「死者の奢り」「他人の足」とほぼ同時期に執筆された作品です。ともに大江文学の初期作品を理解するうえで貴重な資料であり、今後の研究の進展が期待されます。

 両作品の自筆原稿のデジタル画像は、2026年3月6日より、大江健三郎文庫にて研究者を対象にして閲覧が可能になるほか、両作品の全文は同日刊行の『群像』(2026年4月号)に掲載される予定になっています。

*大江健三郎文庫 https://oe.l.u-tokyo.ac.jp/



大江健三郎「暗い部屋からの旅行」(1955年)
(資料ID m345)
東京大学文学部大江健三郎文庫 ©大江健三郎著作権継承者

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