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総合文化研究科・田原准教授が第10回地域研究コンソーシアム賞(研究作品賞部門)を受賞

掲載日:2020年10月9日

 大学院総合文化研究科地域文化研究専攻の田原 史起准教授(中国語)が、第10回地域研究コンソーシアム賞(研究作品賞部門)を受賞しました。
 地域研究コンソーシアム(JCAS)は、その規約において「国家や地域を横断する学際的な地域研究を推進するとともに、 その基盤としての地域研究関連諸組織を連携する研究実施・支援体制を構築することを目的とする。これにより、人文・社会科学系および自然科学系の諸学問を統合する新たな知の営みとしての地域研究のさらなる進展を図る」と述べ、それに続いて1) 共同研究の企画・実施・支援、2) 海外研究拠点の設置運営と国際的な共同研究・臨地研究の企画・実施、3) 研究成果の国内外への発信・出版、4) 地域研究情報の相互活用・共有化と公開という具体的目標を掲げています。
 地域研究コンソーシアム賞は、上記の目標を達成する上で大きな貢献のあった研究業績ならびに社会連携活動を広く顕彰することを目的として授与されます。2020年度は、研究作品賞、登竜賞、研究企画賞、社会連携賞の4つの部門で作品・活動の募集がありました。研究作品賞は「個人ないし共同による学術研究業績で、賞の趣旨に合致する公刊論文ないし図書」に対して授与されます。
 

受賞作:『草の根の中国――村落ガバナンスと資源循環』(東京大学出版会)


提供:東京大学出版会

書籍の紹介
中国を理解するうえで欠かすことのできない農村に深く分け入り、懐深い社会の実像に迫る真正の中国社会論。長期にわたるフィールドワークをもとに村落の営みを生き生きと描き出し、ロシアやインドとの比較を通してその特徴も浮き彫りにする。「悲惨な農村」というステレオタイプのイメージを超えた、逞しく自由な姿が明らかに。

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