総合文化研究科広域科学専攻の市橋伯一教授が「科学技術への顕著な貢献2020」に選定

本学総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系、先進科学研究機構、生物普遍性研究機構の市橋伯一教授は、2020年度に科学技術の様々な分野で顕著な貢献をされた人を表彰する「ナイスステップな研究者2020」に選ばれました。
業績名:
世界で初めて試験管内で分子進化を再構成する実験系モデルを開発し、生命の起源と進化の謎に迫る
原子生命体を模した人工細胞システム(分子システム)を開発し、長期的に進化実験を行いました。この分子システムは、自然発生したウィルスのような寄生体に促され、進化が進み、さらに複数の種へと分化しました。その結果、寄生体が生命誕生を可能にした鍵であることを、実験により再現する新しい領域を切り開きました。
「ナイスステップな研究者」は、文部科学省科学技術・学術政策研究所が科学技術イノベーションの様々な分野において活躍し、日本に元気を与えてくれる10名の方々を選定するものです。