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「宇佐美圭司 よみがえる画家」展

掲載日:2021年4月13日

 このたび東京大学では、「宇佐美圭司 よみがえる画家」展を開催いたします。
本展覧会は、小規模ながら、画家・宇佐美圭司氏(1940-2012年)の長年の活動全体を振り返る試みです。東京大学中央食堂には、1977年から宇佐美氏の絵画《きずな》が掛けられていましたが、2017年の改修工事における不用意な廃棄処分により失われてしまいました。本展覧会は、取り返しのつかない結果をもたらしたことの反省にたち、宇佐美氏の長年の活動を振り返り、その作品が提起した問題を学んで、芸術とともにあることの大切さを考える機会にできればと考えています。
 展覧会では、主な時代の絵画を概観し、彫刻も展示します。《きずな》の再現画像のほか、レーザー光線を用いた作品も再制作します。それらを、本学駒場博物館所蔵のマルセル・デュシャンの《花嫁は彼女の独身者たちによって裸にされて、さえも》(1980年)とともに展示することで、現代美術における再制作の問題を考察することも、本展覧会のテーマのひとつです。

会期:2021年7月1日(木)-8月29日(日)
※緊急事態宣言延長に伴い、一般公開を7月1日(木)からに再延長しました。
ただし、今後の状況によって、会館日程が再度変更になる可能性がございます。
※展覧会会期を8月29日(日)まで延長いたします。

 

※一般公開に先立ち、東京大学の学生と教職員のみ鑑賞できる学内公開期間が、4月13日(火)-6月30日(水)(※平日のみ)に設けられます。
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
休館日:火曜日
観覧料:無料 ※駒場博物館ウェブサイトでのオンライン日時指定予約が必要です。
予約方法は、駒場博物館ホームページをご覧ください。
ウェブサイト:http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/
会場:東京大学駒場博物館
主催:東京大学
協力:ソーラボジャパン株式会社、東大駒場友の会

【問い合わせ先】
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/
TEL:03-5454-6139 FAX:03-5454-4929
MAIL: komabamuseum@museum.c.u-tokyo.ac.jp

《きずな》(1977年)油彩、カンヴァス、369.0 × 479.4 cm 東京大学消費生活協同組合旧蔵、2017年消失
東京大学中央食堂に設置された1977年頃

 

 

《100 枚のドローイング No. 13》(1978年)色鉛筆、インク、水彩、紙、76.7 × 104.3 cm 東京大学駒場博物館蔵

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