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総合文化研究科・教養学部の諏訪雄大准教授が令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞

掲載日:2021年4月7日

総合文化研究科所属の諏訪雄大准教授が、令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。

文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しています。若手科学者賞は、我が国の科学技術分野において、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者に対し贈られるものです。

【受賞業績名】

爆発的天体現象の理論研究

【研究内容】
星は宇宙を記述するもっとも基本的な構成要素です。その生死が元素のサイクルを定め、銀河の成長を律し、はては惑星や生命形成へとつながります。その一生の中で最大の謎は、星はどう死ぬのか、です。太陽の約十倍よりも重い大質量星はその一生の最期に超新星爆発やガンマ線バーストと呼ばれる宇宙で最大規模の大爆発を起こしますが、その機構は未解明で宇宙物理における最大の問題のひとつと言われています。そんななか、諏訪准教授は日本で最初に爆発する超新星シミュレーションを実行しました。また、スーパーコンピューター「京」を用いた世界初の3次元超大規模シミュレーションを行ないました。加えて、宇宙で最初にできた星である「初代星」がガンマ線バーストを起こす可能性を世界で初めて示しました。

【賞のウェブサイト】
令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00547.html

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