オマーン・スルタン国政府から本学に書籍寄贈、在京大使を迎え式典が開催
オマーン・スルタン国政府から本学に書籍寄贈、在京大使を迎え式典が開催
2022年6月9日(木)に、在京オマーン・スルタン国大使館よりモハメッド・アル・ブサイディ大使、マーナ・アルカシリ参事官を駒場キャンパスに迎えて、本学大学院総合文化研究科の森山工研究科長、真船文隆副研究科長、月脚達彦副研究科長出席のもと、オマーン・スルタン国政府から東京大学中東地域研究センター(UTCMES)附属ムハンマド・サウード・バフワーン中東研究文庫に対する書籍の寄贈式典が開催されました。
森山研究科長からは、スルタン・カブース・グローバル中東研究寄付講座など、オマーン・スルタン国政府から本学の教育・研究活動に寛大な支援を受けていることに感謝が示され、今回の書籍の寄贈は本学の研究・教育活動をより一層充実させるものであるとの挨拶がありました。また、本式典が、日本とオマーン・スルタン国の外交関係樹立50周年にあたる本年に開催されたことの意義に触れ、両国の大学間での学術交流がさらに発展することへの期待が述べられました。
これに対してブサイディ大使は、故カブース国王が就任演説の際に教育と研究の重要性に言及したこと、さらには現ハイサム国王も就任演説の際に教育と知識を重視する姿勢を示したことに言及し、日本とオマーンのさらなる学術交流に期待したいと応じました。また、6月6日(月)に本学柏キャンパスを訪問してスーパーコンピュータを視察したことに触れ、より多くのオマーン人学生が本学で学ぶこと、それと呼応する形でオマーン・スルタン国に日本人留学生が多く訪れることを望む旨が述べられました。
今回寄贈された書籍は、オマーン・スルタン国の歴史、文化、イバード派を中心とする信仰に関するコレクションです。東京大学中東地域研究センター(UTCMES)附属バフワーン文庫に配架され、本学の研究・教育活動のためにひろく活用されます。
寄贈書籍の目録がブサイディ大使から森山研究科長に手渡されました
オマーンの特産品「乳香」についてブサイディ大使から説明を受ける森山研究科長
和やかな雰囲気のなか、日本とオマーン・スルタン国の学術交流について意見交換が行われました