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オマーン・スルタン国の諸大学と、学術・教育分野での交流について協議

掲載日:2023年3月27日

オマーン・スルタン国の諸大学と、学術・教育分野での交流について協議

2023年3月11日(土)から16日(木)にかけて、本学大学院総合文化研究科の森山工研究科長を団長として、四本裕子教授(こころの多様性と適応の統合的研究機構[UTIDAHM]機構長)、高橋英海教授(中東地域研究センター[UTCMES]センター長)などで構成される訪問団が、オマーン・スルタン国に出張しました。

訪問団は、高等教育研究イノベーション省のラフマ・マフルーキー大臣に表敬訪問を行い、その後、スルタン・カブース大学(SQU)、オマーン・ドイツ工科大学(GUtech)、マスカト大学での協議では、国際交流担当者を交えてより具体的な作業課題を確認しました。

森山研究科長からは、スルタン・カブース・グローバル中東研究寄付講座(カブース講座)を始めとして、オマーン・スルタン国政府から本学の研究・教育活動に多大な支援を受けていることに感謝が示され、コロナ禍での停滞を乗り越えて両国の学術交流活動が発展すること、特に学生の相互留学が促進されることへの期待が述べられました。また、ポスドクを含めてオマーンの研究者による東京大学への訪問を歓迎し、カブース講座を管轄するUTCMESがオマーンからの問い合わせ窓口として機能することが述べられました。

これに対してマフルーキー大臣は、地理的に両国は隔たっているものの、オマーンにとって日本の科学技術や知見は価値の高いものであり、将来的により多くのオマーン人学生が日本の大学で学び、また一方で多くの日本人学生がオマーンに滞在し、相互交流が促進されることを願いたいと応じました。さらに大臣は、交流促進のためには資金的な側面も含むフレームワークの設定が肝要であり、「オマーンビジョン2040」を一つの指標として、特に産業分野の発展に資する学術交流が大いに歓迎されると述べました。

マスカト市内のSQUを始めとする大学で訪問団が行った協議では、本学と相手校の求める交流ニーズの詳細が確認されました。この協議の成果は、今後の本学と各校との交流プログラムの策定で活用されます。
 
ラフマ・マフルーキー大臣から森山工研究科長に記念品が手渡されました
 
スルタン・カブース大学では、サーリム・ハールスィー副学長との協議が行われました
 
GUtechでは四本UTIDAHM機構長が記念講演を行いました
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