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ハイパーカミオカンデの着工記念式典を開催 2027年の実験開始を目指す

掲載日:2021年5月28日

 2027年の実験開始を目指すハイパーカミオカンデの着工記念式典が5月28日、岐阜県飛騨市神岡町の建設現場で行われました。COVID-19の感染拡大を受けた政府の緊急事態宣言が東京都など9都府県に出される中での開催で、オンライン参加となった関係者や来賓も含め、約50人が参加しました。

 

 ハイパーカミオカンデは、現行のスーパーカミオカンデの約8倍の有効質量を持つ巨大水タンクとそのタンクの中に並べる超高感度光センサーからなる実験装置で、陽子崩壊の発見やニュートリノのCP対称性の破れ(ニュートリノ・反ニュートリノの性質の違い)の発見、超新星爆発ニュートリノの観測などを通し、素粒子の統一理論や宇宙の進化史の解明を目指します。同事業は2020年2月、日本で最初の予算が成立して正式にスタートし、これまで地下空洞の掘削に向けた地質調査や新型光センサーの製造などを進めてきました。
 
 この日の式典は、5月6日に掘削が開始されたアクセストンネルの入り口付近で行われ、施主の藤井輝夫・東京大学総長による挨拶や来賓からの祝辞に続き、ハイパーカミオカンデコラボレーションの共同代表でもある東京大学宇宙線研究所の塩澤真人教授が計画概要を説明。オンライン参加の関係者・来賓がモニター上で見守る中、現地で参加した6人が鍬入れの儀を行いました。
 
 ハイパーカミオカンデは今後、新型光センサーの製造と並行して、トンネルや空洞の掘削やタンク建設、光センサーの取り付けなどを着実に進め、2027年の実験開始を目指します。

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