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東京大学改革宣言(総長 藤井輝夫)が社会デザイン学会奨励賞を受賞

掲載日:2022年12月20日

このたび、「東京大学改革宣言(総長 藤井輝夫)」が2022年度「社会デザイン学会奨励賞」を受賞いたしました。12月4日に授賞式が開かれ、林香里理事・副学長が総長の代理として出席いたしました。



社会デザイン学会による選考理由等は、以下の通りです。

社会デザイン賞
【学会奨励賞】  東大改革宣言(東京大学総長 藤井輝夫)
 
選考の理由:
【選考理由の要旨】
2021年4月に東京大学総長に就任した藤井輝夫氏は、東大の理事に女性を積極的に登用するとともに、2021年9月には、今後の改革の基本方針「UTokyo Compass、多様性の海へ:対話が創造する未来」を発表し、かつ、2022年6月には「ダイバーシティ&インクルージョン宣言」を制定し、継続的かつ多方面から改革に取り組む用意のあることを明らかにした。大学執行部によるこうした一連の改革への意思は、今日の日本社会の閉塞感を打ち破る可能性を秘めたものであり、21世紀の新しい社会のデザインを希求する社会デザインの理念と方向性に合致するものと判断できる。大学執行部による改革への意思を応援し、本学会として一連の改革が末永く定着することを祈念して、本学会として連帯の意思表示として社会デザイン賞〈学会奨励賞〉を送る。
 
【選考理由の詳細】
 2021年4月からの東京大学の新しい執行部では役員11人のうち、女性の数を現在の4人から6人に増やし、女性役員を過半数にする方針を明らかにし、実施した。執行部の女性比率を高めることで対外的に多様性をアピールし、学内の活性化も期待している。主要国立大の女性役員の比率は1~3割にとどまるなかでは先駆的な取り組みである。(その後、人事異動もあり、現時点では理事8人中4人の半数)

 ダイバーシティと国際分野を担当する林香里理事は、「女性や障害を持つ人、LGBTQなど多様な性的指向・性自認を持った人など誰もが過ごしやすいインクルーシブなキャンパスになるよう、迅速に整備を進めていきたい」 「またこれからは、マイノリティの学生への支援にも力を入れていきたい」(日経womanのインタビュー、2021.9.16)と抱負を述べている。
2021年9月には、「UTokyo Compass、多様性の海へ:対話が創造する未来」の基本方針を発表し、基本理念の1つに「多様性と包摂性」を位置づけ、2022年3月から「UTokyo D&I キャンペーン2022」を実施し、6月23日には「東京大学 ダイバーシティ&インクルージョン宣言」を制定し、その具体化として教養学部前期課程ではD&Iに関する授業の整備に向けた取り組みを進めている。

 今まで、ダイバーシティ&インクルージョンの必要性については、抽象的に述べられることはあったが、大学執行部の方針として、この課題を改革の基本理念に据えて、全学的に推進する取組は先駆的なものであり、今後の成果を大いに期待させるものがある。東京大学によるこうした改革への意思表示は今日の日本社会の閉塞感を打ち破る可能性を秘めたものであり、21世紀の新しい社会のデザインを希求する社会デザインの理念と方向性に合致するものである。
大学執行部による改革への意思を応援し、本学会として一連の改革が末永く定着することを祈念して、連帯の意思表示として社会デザイン賞〈学会奨励賞〉を送る。



東京大学は、本年11月18日には構成員の意識改革や女性教員増加策を含む「UTokyo 男女⁺協働改革 #WeChange発表しております。着実に改革を進めてまいります。
 

 
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