硤合憲三先生のノーベル化学賞受賞にあたっての総長メッセージ
硤合憲三先生の2026年ノーベル化学賞受賞に際し、先生が学ばれた大学を代表して心からのお慶びを申し上げます。そして、化学反応の不思議と真摯に向きあい、世界の学術の発展に大きく貢献されてきたことに深い敬意を表します。
硤合先生は、1974年に東京大学理学部を卒業した後、大学院理学系研究科に進学し、本学にて博士号を取得されました。米国でのキャリアを経て、東京理科大学において長らく有機合成化学の研究に従事され、その間、やがて個人名を冠して「硤合反応」と呼ばれるようになった不斉自己触媒反応を発見するなど優れた研究成果を数多くあげてこられました。生命の謎に迫る研究としても高く評価されています。
先生のたゆまぬ努力と独創的な研究が、このような大きな栄誉として結実されましたことを心よりお祝い申し上げます。
東京大学総長 藤井 輝夫


