東京大学「文学部の扉」で企画展「AIと人文学」
掲載日:2025年10月14日
基本情報
| 区分 | 展示 |
|---|---|
| 対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 高専生 / 大学生 / 教職員 |
| 開催日(開催期間) | 2025年10月14日 — 2025年10月31日 |
| 開催場所 | 本郷地区 |
| 会場 | 東京大学本郷キャンパス法文2号館1階「文学部の扉」(安田講堂側広場前) |
| 参加費 |
無料
|
| 申込方法 | 事前申込不要
時間:11:00~17:00 土日・祝日休館 (10月18日(土)は開館) |
| お問い合わせ先 | 【お問合せ先】 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室 E-mail:bunka[at]l.u-tokyo.ac.jp ※[at]は@に変えて入力してください。 |
東京大学「文学部の扉」で企画展「AIと人文学」を開催
東京大学文学部・人文社会系研究科は、2025年10月14日から31日まで、本郷キャンパス内の小展示室「文学部の扉」で、企画展「AIと人文学展 -AIのある研究生活-」を開催します。人工知能(AI)の利用が「日常」となったいま、人文学の研究者はこの変化をどう受け止めているのでしょうか。この展示は、研究者たちがいま、まさに経験している「AIのある研究生活」をお見せします。第24回ホームカミングデイ文学部企画シンポジウム「AIと人文学」に連動した展示や、若手研究者の実践例を伝えます。
【展示内容】
新技術の普及期には、賛否どちらの立場からも、期待や懐疑、極論、偏見、その他の思想・感情が(しばしば、創作的に)表現されます。時代ごとに支配的な情報メディアが移り変わるにつれ、人文学の対象・手法はもちろん、学問としての内実もまた、めまぐるしく揺れ動いてきました。
大規模言語モデル(LLM)が科学・技術・広告・芸術の境界を揺るがし、超知能(ASI・AGI)への期待が国家規模のマネーゲームを促す世界で、日本の人文学はどのような役割を担えるでしょうか。
この問いを適時的に扱うため、本展の企画・制作には、およそ考えつくあらゆる場面でLLM製品を使いました。展示品のデザイン・制作はもちろん、企画書の作成、先行例の調査、会議の要約、画像の加工、タスク管理やシフト作成にも。展示準備は、わずか2ヶ月ほどの短期間で進められました。
各展示には、大量生産、情報化、指示/参加をめぐる文化史への目配せが潜んでいます。例えば未来派、レディメイド、機械美術、ポップアート、インストラクションアート、メディアアート、同人文化、シミュレーショニズム、ネットアート、そしてAIアートに至るまで。複製技術を介して「知性とは何か」を問いかけた先人たちの試みに、この展示がわずかでも新しい視点を加え、人文知への多様な関心を誘う入口となることを願っています。
(出所:「AIと人文学展」ディレクター「ごあいさつ」)
概要URL:https://www.l.u-tokyo.ac.jp/tobira/index.html
| 主催: | 東京大学文学部・人文社会系研究科 |
| 共催: | 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻 |
| 監修: | 高岸輝 教授(美術史学、文学部広報委員長) 小林真理 教授(文化資源学) |
| テキスト提供: | 阿部公彦 教授(英語英米文学) 古田徹也 准教授(倫理学) 瀧川裕貴 准教授(社会学) 佐藤淳 名古屋工業大学工学部 教授(情報工学) |
| 作品提供: | 小川潤 助教(人文情報学) 笠井康平(大学院生) 溝上心太(大学院生) |

【連動企画】
本展示は、第24回ホームカミングデイ文学部企画シンポジウム「AIと人文学」(10月18日13時開始、配信なし)との連動企画です。10月20日以降には、シンポジウムの開催記録を活かした追加展示が加わります。
展示室へは無料でどなたでも入場できますが、シンポジウムの観覧には事前登録が必要です。
こちらからお申込みください(先着順)。
申込URL:https://www.l.u-tokyo.ac.jp/event/2025/page_00072.html


