第2回GSIセミナー 藤崎衛「死すべき教皇と永続する教皇職」

基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2023年11月30日 15時 — 16時30分 |
開催場所 | オンライン |
会場 | Zoomウェビナー |
定員 | 200名 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 要事前申込
下記URLよりお申込みください。 https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/webinar/register/WN_7v5beVqJS-KDmvrD7RA1OA |
申込受付期間 | 2023年11月16日 — 2023年11月30日 |
お問い合わせ先 | グローバル・スタディーズ・イニシアティヴ(GSI)事務局 contact*gsi.c.u-tokyo.ac.jp ※メールを送信する際は、*を半角@マークに変更してください。 |
第2回GSIセミナー 藤崎衛「死すべき教皇と永続する教皇職」

【要旨】
グローバル・スタディーズの一環である本セミナーでは、今日グローバル化したカトリック・キリスト教と教皇の存在について考える一助として、ヨーロッパの中世にさかのぼってローマ教皇の地位と権限のあり方について考察してみたい。中世中期の11世紀後半からグレゴリウス改革や叙任権闘争として知られる「教会改革」が大きく進展し、その過程でローマ教皇は普遍的な地位を強化した。
こうしてローマというローカルな都市の教会は全教会の指導者としての自意識を高めることとなり、「普遍的」(universalis)という付加語を伴って表現されるようになったのである。今回のセミナーでは、初代教皇と見なされる使徒ペトロ、教皇とローマ教会の霊的な婚姻関係、女性として擬人化されたローマ教会、その他の教皇職に関わる象徴などを取り上げて検討することにより、個々の教皇は死すべき存在で時間の制約を受けるとしても、教皇職や教会は永続的なものであるという考えが導き出された過程を明らかにする。
司会 | 伊達聖伸(総合文化研究科地域文化研究専攻) |
コメント | 國分功一郎(総合文化研究科超域文化科学専攻) 田中創(総合文化研究科地域文化研究専攻) |
言語 | 日本語 |
主催 | グローバル・スタディーズ・イニシアティヴ(GSI) |
共催 | グローバル地域研究機構(IAGS) 地域文化研究専攻 |