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シンポジウム「帝国と民族のあいだ―パレスチナ/イスラエルをめぐるもうひとつの層」

掲載日:2023年11月14日

基本情報

区分 研究会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 卒業生 / 企業 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2023年12月16日 10時 — 18時
開催場所 駒場地区,ハイブリッド
会場 対面:東京大学駒場Iキャンパス21KOMCEE West B1F レクチャーホール
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_55_j.html
オンライン:zoom同時配信
参加費 無料
申込方法 要事前申込
下記URLよりお申込みください。
定員:対面 200名、オンライン 500名
締切:12月15日(金)21:00まで
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe_HHvJnnPiuMuWOpA28GciDmktX8C7I2ral9I0prlF_yllqg/viewform
申込受付期間 2023年11月13日 — 2023年12月15日
お問い合わせ先 東京大学大学院総合文化研究科 准教授 鶴見太郎
taro_tsurumi*yahoo.co.jp
※メールを送信する際は、*を半角@マークに変更してください。

シンポジウム「帝国と民族のあいだ―パレスチナ/イスラエルをめぐるもうひとつの層」

<開催趣旨>
二項対立図式に落とし込まれがちなパレスチナ/イスラエル。これに対し、今から半世紀前、板垣雄三は「n地域論」を提唱し、権力構造の非対称性ゆえに生じる三者関係の動態に光を当てた。
本シンポジウムは、この視座を発展させ、「帝国」と「民族」がせめぎ合う紛争や支配・被支配関係が継続するなかで人びとが生きるもうひとつの層に着目し、パレスチナ/イスラエルをダイナミックに捉えていく。また、そのような地域研究、歴史研究のための対話の場としたい。
 
<プログラム>
10:00-10:10 趣旨説明
鶴見太郎(東京大学大学院総合文化研究科 准教授)+今野泰三(中京大学教養教育研究院 教授)
パレスチナ/イスラエルの変わらない構造―「n地域論」のその後
 
10:10-13:00 第I部 重層性の現在形
髙橋宗瑠(大阪女学院大学 教授) 民族自決権と武力抵抗の権利
江﨑智絵(防衛大学校人文社会科学群国際関係学科 准教授) ハマースにみる内政と外交の連動―その指導者間関係に着目して
山本健介(静岡県立大学 国際関係学部 講師) トランプ政権の中東和平政策とエルサレムの聖地問題―ラフマ門事件(2019年)を事例として
<休憩>
錦田愛子(慶應義塾大学法学部 教授) 中東和平の諸提案―共存と占領をめぐる政治構想の変遷
役重善洋(同志社大学人文科学研究所嘱託研究員、敬愛大学非常勤講師) ジェンタイル・シオニズム再考―パレスチナ問題認識をめぐる闘争の現段階
末近浩太(立命館大学国際関係学部 教授)コメント
 
14:10-17:00 第II部 埋もれた層を掘り起こす
今野泰三 ベドウィンが生きた帝国と植民地主義-パレスチナ北部のバイサーン地方を中心に
田浪亜央江(広島市立大学国際学部 准教授) 委任統治期パレスチナにおける独立運動と汎アラブ主義の相克―アクラム・ズアイテルの回想録を手掛かりに
鶴見太郎 集合的記憶の入植―ロシア東欧におけるポグロムとパレスチナにおける暴動/反乱/
<休憩>
金城美幸(立命館大学生存学研究所 客員研究員)帰還の意味の広がり―パレスチナ難民と「48年国内避難民」の経験から
鈴木啓之(東京大学大学院総合文化研究科スルタン・カブース・グローバル中東研究寄付講座・特任准教授) 「無名」パレスチナ人と離散の記憶:難民化とアイデンティティの葛藤
宇山智彦(北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター 教授) コメント
17:10-18:00 総合討論
主催:パレスチナ/イスラエル・スカイプ研究会
共催:東京大学中東地域研究センター/科学研究費補助金基盤研究B「自己の諸側面から見るロシア・ユダヤ人の民族間関係:パレスチナ紛争に至る前史として」/科学研究費補助金基盤研究B「ポスト・オスロ合意期におけるパレスチナ人の新しいネットワークと解放構想の形成過程」
 

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