セミナー:危機下における国家能力と戦略認識の変容-台湾と日本の比較分析-

基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 |
開催日(開催期間) | 2025年7月7日 15時30分 — 16時30分 |
開催場所 | 駒場地区 |
会場 | |
定員 | 102名 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 要事前申込
Googleフォームより申込み受付 https://forms.gle/1ebFvQMGNBqaUxoR7 |
申込受付期間 | 2025年6月25日 — 2025年7月6日 |
お問い合わせ先 | 井形彬特任講師 |

東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)経済安全保障インテリジェンス分野は、下記公開セミナーを開催いたします。
本セミナーでは、フューチャー・ポテンシャルズ・オブザーバトリー(FPO)の「地政学的フロンティア」チームにおける研究プロジェクトの一環として、国家のレジリエンスと戦略的認識に関する比較分析を紹介いたします。
前半では、ハンガリー・ブダペストのコルヴィヌス大学よりヌーノ・モルガド博士を迎え、ネオクラシカル地政学の理論的枠組みについて概説いただきます。後半では、チェコ共和国防衛大学の細田尚志博士より、台湾と日本における長期的危機下における国家機能の維持能力について、最新の実証研究をもとにご報告いただきます。
台湾については、海上輸送能力、国内備蓄、代替資源、海運ロジスティクスなどの要素を分析し、日本については国家全体の戦略的準備状況を評価した上で、両国の「国家潜在力」や「国家パワー」に対する主要アクターの認識を比較検討します。これらの議論は、Asian International Studies Review誌に掲載済みの論文、および現在査読中の論文に基づいています。
お二人の報告は、現代の安全保障環境における「地政学的誤認」(geopolitical misrepresentation/geomisguidance)という現象の理解を深める試みでもあります。物質的・非物質的要因(認知、制度、文化など)が不確実性下における戦略的意思決定にどのような影響を及ぼすのか、理論と実証の両面から検討します
【備考】
● 当日は危険物の持ち込みや会場内での飲食等が制限されます。ご来場された参加者の皆様におかれましては運営委員の指示に従っていただきます。ご了承ください。
● 当日は受付でご本人確認をいたします。必ず写真付きの身分証(学生証,運転免許証など)をご持参のうえお越しください。セキュリティの関係上、ご本人様確認ができない場合にはご入場をお断りさせていただく可能性があります。
使用言語:英語