セミナー:新たな核時代における日本-不確実な世界における安定の模索-

基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 |
開催日(開催期間) | 2025年7月8日 15時30分 — 16時30分 |
開催場所 | 駒場地区 |
会場 | |
定員 | 102名 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 要事前申込
Googleフォームより申込み受付 https://forms.gle/GoKknMMrydeZ4SUc7 |
申込受付期間 | 2025年6月20日 — 2025年7月7日 |
お問い合わせ先 | 井形彬特任講師 |

東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)経済安全保障インテリジェンス分野(ESIL)は、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)現代アジア研究所(ICAS)と共催で、以下の公開セミナーを開催いたします。
「新たな核時代における日本:不確実な世界における安定の模索」
現在、核兵器は冷戦期以来見られなかった形で、再び国際政治の前面に浮上しています。ロシアによる核使用の示唆、中国および北朝鮮の核戦力増強、中東・欧州・東アジアにおける拡散の可能性など、国際社会は高度な核リスクに晒された「新たな核の時代」に突入しています。
本セミナーでは、カーネギー国際平和財団(Carnegie Endowment for International Peace)核政策プログラムのスタントン上級研究員であるアンキット・パンダ氏を迎え、近著 『The New Nuclear Age: At the Precipice of Armageddon』(Polity, 2025)の議論をもとに、現代の核リスク構造とその安定化に向けた方策について講演いただきます。
冷戦期との共通点に加え、AIを含む新技術の台頭、複数の核保有国の存在、そしてそれぞれの戦略文化の差異が、今世紀の核秩序にどのような複雑性をもたらしているのか。政策立案者や軍事当局はこの現実をいかに捉え、最悪のシナリオをどう回避しうるのか。核戦略・抑止理論・ミサイル防衛・同盟政策を横断する議論が展開されます。
【講演者プロフィール】
アンキット・パンダ(Ankit Panda)
カーネギー国際平和財団 スタントン上級研究員(核政策プログラム)。核戦略、エスカレーション管理、ミサイル防衛、宇宙安全保障、同盟戦略を専門とし、The New Nuclear Age: At the Precipice of Armageddon(2025年)、Indo-Pacific Missile Arsenals(2023年)、Kim Jong Un and the Bomb(2020年)等の著書を持つ。
国連(ニューヨークおよびジュネーブ)でのコンサルタント経験に加え、米国戦略軍・宇宙軍・インド太平洋軍への助言、米中経済安全保障調査委員会および米上院戦略部隊小委員会での証言など、政策現場との接点も多数。北朝鮮の核戦力に関する世界的権威であり、Foreign Affairs, Bulletin of the Atomic Scientists, The New Yorker など多くのメディア・学術誌での寄稿歴を有する。
【モデレーター】
井形彬
東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)特任講師(経済安全保障インテリジェンス分野)。Center for a New American Security(CNAS)、Pacific Forum、ASPI(豪州戦略政策研究所)、ANU国家安全保障カレッジ(NSC)、European Values Center(EVC)、対中国際議会連盟(IPAC)などに所属。
当日は質疑応答の時間も十分に設けております。
皆さまの積極的なご参加を心よりお待ちしております。
【備考】
● 当日は危険物の持ち込みや会場内での飲食等が制限されます。ご来場された参加者の皆様におかれましては運営委員の指示に従っていただきます。ご了承ください。
● 当日は受付でご本人確認をいたします。必ず写真付きの身分証(学生証,運転免許証など)をご持参のうえお越しください。セキュリティの関係上、ご本人様確認ができない場合にはご入場をお断りさせていただく可能性があります。
使用言語:英語