シンポジウム「AI時代への備えを築く:安全性、人材、国際協力」
基本情報
| 区分 | 講演会等 |
|---|---|
| 対象者 | 社会人・一般 |
| 開催日(開催期間) | 2026年7月30日 15時 — 16時30分 |
| 開催場所 | 駒場地区 |
| 会場 | 駒場IIキャンパスENEOSホール(先端科学技術センター3号館南棟1階)![]() |
| 定員 | 172名 |
| 参加費 |
無料
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| 申込方法 | 要事前申込
Googleフォームより申込み受付 https://forms.gle/uYY9iYBYHtDxa8NVA
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| 申込受付期間 | 2026年7月24日 — 2026年7月29日 |
| お問い合わせ先 | 井形彬特任講師 |
東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)経済安全保障インテリジェンス分野(ESIL)は、アジア生産性機構(APO)と共催で、ヨシュア・ベンジオ教授が所長を務めるカナダのMila、韓国大統領直属の国家AI戦略委員会、日本のSB Intuitionsから専門家を招聘した以下の公開シンポジウムを開催いたします。
AI時代への備えを築く:
安全性、人材、国際協力
人工知能(AI)システムの能力が高度化し、ビジネス、行政、教育、研究、日常生活にますます深く組み込まれるなか、課題はもはや、安全で責任あるAIに関する一般原則を定めることだけではありません。政府や社会には、高度なAIシステムを評価する能力、必要な人材の育成、責任ある社会実装を支える仕組み、そして急速な技術変化に対応できる制度を構築することが求められています。また、高性能なオープンウェイトモデルの普及は、高度なAIへのアクセスを拡大する一方で、安全性やセーフガード、技術的依存、開発者と利用者の責任をめぐる新たな課題を生み出しています。
本公開シンポジウムでは、カナダ、韓国、日本の専門家を迎え、次のAI時代に国家や社会が十分に備えるためには何が必要かを考えます。Milaのヨシュア・ベンジオ教授の政策担当ディレクターを務め、トルドー前首相およびカーニー首相のアドバイザーを務めたジョナサン・バリー(Jonathan Barry)氏は、AIガバナンスにおける技術、政策、国際協力の接点について論じます。韓国大統領直属の国家AI戦略委員会でAI人材育成チーム長を務めるジユン・キム(Jiyun Kim)氏は、国家AI戦略における人材育成と人的資本の役割について紹介します。SB IntuitionsのResponsible AI Teamで主席研究員を務めるフイ・H・グエン(Huy H. Nguyen)氏は、責任あるAIに関する研究、モデル評価、安全性ベンチマーク、日本語および文化的背景を踏まえた評価について、産業界の技術的視点から議論します。
議論では、責任あるAIの原則をどのように実践へと移すのか、効果的なAI安全性・評価機関にはどのような機能が必要か、どの能力を国内で構築し、どの能力を信頼できる国際的パートナーとの協力によって確保すべきか、さらに日本、韓国、カナダが具体的にどのような協力を進められるかを検討します。あわせて、今年6月に公表された「Europe 2031」を取り上げ、技術的依存、国内能力、戦略的選択について考えます。総務省で広島AIプロセスを担当する寺村行生 国際戦略局 情報通信国際戦略特別交渉官による開会挨拶では、広島AIプロセスを通じた日本の国際的な取り組みを踏まえ、本シンポジウムの議論を位置づけます。
本シンポジウムは、APOのAIイニシアティブであるGenuine AI Action(GAIA)の一環として開催されます。AIレディネスをめぐる国際的な議論を、日本の政策、経済、社会的文脈と結びつけながら、責任あるAI研究、人材育成、制度的能力、国際協力を通じて、高度化するAIシステムの恩恵を活用しつつ、それに伴うリスクや依存関係にどのように対応していくべきかを考えます。
寺村行生氏は、総務省国際戦略局情報通信国際戦略特別交渉官。1997年に東京大学経済学部を卒業し、同年、郵政省(現・総務省)に入省。以来、総務省において、郵政・情報通信分野の政策立案や制度整備に長年携わってきた。
2016年から2018年までは、内閣官房日本経済再生総合事務局の参事官として、データ利活用を通じたデジタルトランスフォーメーション(DX)、自動運転、サイバーセキュリティ、スマートシティに関する政策立案を担当。国際分野での経験も豊富で、在ドイツ日本国大使館一等書記官(2007~2010年)、万国郵便連合(UPU)災害リスク管理・緊急支援担当アソシエート・エキスパート(2013~2016年)、日本郵便株式会社国際事業企画担当エグゼクティブ・マネージャー(2019~2021年)などを歴任した。
近年は、総務省国際協力課長として、情報通信分野における日本とアジア、中東、アフリカ諸国との二国間協力に従事。2025年7月、総務省情報通信国際戦略特別交渉官に就任。
ジョナサン・バリー(Jonathan Barry)氏は、Milaでヨシュア・ベンジオ教授の政策担当ディレクターを務め、AIガバナンスやAI安全性に関する政策を専門としている。これまで、国連、世界経済フォーラム、国際AI安全性報告書などの国際的な取り組みに参画し、AI分野における多国間協力の推進に携わってきた。Milaに参画する以前は、政策ストラテジストとして、カナダの歴代首相2名および国防相2名のアドバイザーを務めた。プリンストン大学で公共政策学修士号、ブリティッシュコロンビア大学で国際関係学学士号を取得。
ジユン・キム(Jiyun Kim)氏は、韓国大統領直属の国家AI戦略委員会でAI人材育成チーム長を務めている。キム博士は教育部において、国レベルの政策立案や高等教育行政を含む20年以上の公務経験を有する。近年は、省庁横断的な政策調整を主導するとともに、「国家AI行動計画」の中核的な柱であるAI人材育成の国家的枠組みを取りまとめた。
フイ・H・グエン(Huy H. Nguyen)氏は、SB Intuitionsの主任研究員であり、国立情報学研究所(NII)の客員准教授を務める。マルチモーダル大規模言語モデルおよび合成メディアの安全性、セキュリティ、プライバシーの向上に関する研究に取り組んでおり、長期的には汎用人工知能(AGI)の安全を確保することを目指している。Nguyen博士は、国立情報学研究所との連携の下で研究を行い、2022年に総合研究大学院大学(SOKENDAI)で博士号を取得。
井形 彬(東京大学先端科学技術研究センター特任講師)
本セミナーは英語で実施し、事前登録制となります。
- 当日は危険物の持ち込みや会場内での飲食等が制限されます。ご来場された参加者の皆様におかれましては運営委員の指示に従っていただきます。ご了承ください。
- 当日は受付でご本人確認をいたします。必ず写真付きの身分証(学生証,運転免許証など)をご持参のうえお越しください。セキュリティの関係上、ご本人様確認ができない場合にはご入場をお断りさせていただく可能性があります。
使用言語:英語(日英同時通訳あり)


