東京カレッジ講演会「『来館者中心』の博物館が意味するもの」

基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 高校生 / 大学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2025年4月22日 14時30分 — 16時 |
開催場所 | オンライン |
参加費 |
無料
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申込方法 | 要事前申込
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_tTiR-GM4RI-xELxwKvSWgA#/registration |
申込受付期間 | 2025年4月17日 — 2025年4月22日 |
お問い合わせ先 | tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp |
要旨
モノから人への移行を意味した「Being about Something to Being for Somebody(何かについてから誰かのためへ)」という表現は、1999年に『Daedalus』誌に掲載されたアメリカの博物館に関するステファン・ヴェイルの論考の印象的なタイトルである。この表現は数十年を経てもなお、博物館界で共鳴を呼んでいる。それは、博物館が学芸員が定めた情報や機関の目的を優先する在り方から、来館者の体験やより広い地域社会を重視する方向へと変化してきたことを象徴しているからである。ただし、その実践には課題も伴ってきた。本講演では、長年にわたり博物館の専門家および博物館学の教育者として活動してきたレスリー・ベッドフォード教授が、ヴェイルの言葉の意味を考察し、それがどのように博物館において実践されてきたかについて検討する。ベッドフォード教授が日本で訪れた博物館の事例に加えて、来館者中心の実践に関して、日本の博物館専門家や研究者との一連のオンライン対話を通じて得られた議論の成果を紹介する。そして「来館者中心」という考え方が、今日において、そしてこれからの時代に何を意味しうるのか問う。
プログラム
講演者Leslie BEDFORD(東京大学東京カレッジ 招聘教員;バンク・ストリート教育大学 博物館教育におけるリーダーシッププログラム元ディレクター;ボストン子供博物館元学芸員)
コメンテーター
寺田 悠紀(東京大学東京カレッジ 特任助教)
司会
Hannah DAHLBERG-DODD(東京大学東京カレッジ 特任助教)