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東京カレッジ講演会「中国:権威主義2.0」

掲載日:2025年5月23日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 高校生 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2025年6月4日 15時 — 16時30分
開催場所 オンライン
参加費 無料
申込方法 要事前申込
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_MudASlqQQvS29oU_V5OcxQ#/registration
申込受付期間 2025年5月21日 — 2025年6月4日
お問い合わせ先 tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp

要旨

経済的に強く、ハイテクに精通し、グローバルにつながり、洗練された支配方法を用いる現代の中国は、権威主義2.0の典型と言える。何が中国の政治経済を定義し、何が権威主義2.0を動かしているのか? 今後の方向性は? 本講演は、権威主義の2つの重要な課題であるインセンティブと情報について考察する。権威主義1.0が恐怖と強制に依存していたのに対し、権威主義2.0は経済的インセンティブを用いて政権と利害を一致させることで、国民の支持を得る。そしてそのインセンティブと情報を管理するための、発達した官僚機構とテクノロジーを利用した、高度な情報環境下で機能する。最後に、権威主義3.0の可能性を探る。中国では経済成長が鈍化する一方で国民の期待は高止まりしているため、国家統制のためのテクノロジーを駆使して権威主義1.0に回帰する可能性がある。世界的に見れば、中国を筆頭とする現代の権威主義は、自由民主主義的な秩序に挑む地政学上の重要な勢力になりつつある。

プログラム

講演者
David Yang(東京大学東京カレッジ 招聘教員; ハーバード大学経済学部教授)
コメンテーター
伊藤 亜聖(東京大学社会科学研究所 准教授)
司会
Trent Brown(東京大学東京カレッジ 准教授)

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