総合研究博物館における取り組み UTokyo D&I アクションとメッセージ

― UTokyo D&Iキャンペーン2022 ―
ダイバーシティ&インクルージョン(以下「D&I」)推進を通じて、誰もが生き生きと活躍できる魅力あるインクルーシブキャンパスの実現を目指すため、東京大学では3月から「UTokyo D&I キャンペーン2022」を実施しています。D&Iの取り組みについて、各部局長をはじめとする本学の構成員からの抱負とアクションを紹介していきます。
アクションとメッセージ
総合研究博物館における取り組み
総合研究博物館 西秋 良宏(館長)
1877年の開学以来、時代も地域も限らず東京大学の研究者が集めた数百万点にのぼる学術標本は、教育研究の基盤であるととともに、文化の多様性や民族の価値観等を理解するための源泉として維持、継承せねばなりません。総合研究博物館では、文理問わず多様な分野を専攻する大学院生や学内外の研究者を広く受け入れ、学術標本を基軸とした学際的な教育研究をすすめています。
成果は学内外、複数の施設で展示公開していますが、あらゆる方々にご覧いただけるよう入館無料としています。また、展示解説や図録を日英表記とし、インターメディアテク(丸ノ内JPタワー内常設展示)においては、文字解説を読むことが困難な方のために音声ガイド装置を設置するなどの工夫もしています。さらには、視覚障害者が手で触れて学術標本の形状を理解できるような三次元モデル作成の研究も進行中です。