ハラスメントのない数理、数学科を UTokyo D&I アクションとメッセージ
― UTokyo D&Iキャンペーン2022 ―
ダイバーシティ&インクルージョン(以下「D&I」)推進を通じて、誰もが生き生きと活躍できる魅力あるインクルーシブキャンパスの実現を目指すため、東京大学では3月から「UTokyo D&I キャンペーン2022」を実施しています。D&Iの取り組みについて、各部局長をはじめとする本学の構成員からの抱負とアクションを紹介していきます。
アクションとメッセージ
ハラスメントのない数理、数学科を
数理科学研究科 斎藤 毅(研究科長)
数理科学研究科と理学部数学科では、女子学生が少ない現状を深刻な問題ととらえています。そこで女子中高生向けに講演会「数学の魅力」を開き、女性教員との交流を通して進路の具体的なイメージもつかむ機会を提供してきましたが、それとは別に、誰もが伸び伸びと学習、研究に打ち込める環境の実現が大切と考えて、「ハラスメントのない数理、数学科を」という宣言を制定しました。
宣言の文章は数理科学研究科のホームページで公開しているほか、すべての講義室、セミナー室、院生室に掲示しています。そこでは、単にハラスメントの防止を訴えるだけでなく、すべての人が個人として尊重されるという、ダイバーシティとインクルージョンの理念も謳っています。この理念を実現するために、「数理なんでも相談コーナー」を立ち上げて、学生と教職員からの相談を受け付けています。
みんなの力で安心して数学を勉強できる環境を作っていきましょう。