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当事者研究 UTokyo D&I アクションとメッセージ

掲載日:2022年9月7日

― UTokyo D&Iキャンペーン2022 ―

ダイバーシティ&インクルージョン(以下「D&I」)推進を通じて、誰もが生き生きと活躍できる魅力あるインクルーシブキャンパスの実現を目指すため、東京大学では3月から「UTokyo D&I キャンペーン2022」を実施しています。D&Iの取り組みについて、各部局長をはじめとする本学の構成員からの抱負とアクションを紹介していきます。

アクションとメッセージ

当事者研究

先端科学技術研究センター 熊谷 晋一郎(准教授)

長く隔離的な環境に置かれてきた重度精神障害者が、地域社会に包摂される過程で直面する様々な苦労に対し、障害当事者が主役となって、同じ苦労を抱える仲間や支援者、地域住民とともに、苦労のメカニズムや対処法を研究する営みとして誕生した「当事者研究」は、その後、当事者視点でインクルーシブな社会を実現するための研究実践として、依存症、自閉症、子育て、刑務所からの地域移行、企業、アスリート、宇宙飛行士など、障害の有無を超え、様々な苦労の領域に広がりつつある。

また、人類学、社会学、哲学、医学、工学など、文理の垣根を超え様々な学問領域からも関心を向けられてきた。先端科学技術研究センターでは2015年に当事者研究分野を設置し、当事者研究の中で生み出された経験知を体系化するとともに、従来の専門知との共同による知の創造(共同創造)を進めている。

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