さつき会 代表幹事(掲載時) 鵜瀞 惠子 様 UTokyo D&I 応援メッセージ
― UTokyo D&Iキャンペーン2022 ―
ダイバーシティ&インクルージョン(以下「D&I」)推進を通じて、誰もが生き生きと活躍できる魅力あるインクルーシブキャンパスの実現を目指すため、東京大学では3月から「UTokyo D&I キャンペーン2022」を実施しています。本学のD&Iの取り組みにご賛同いただいた方から応援メッセージを頂きましたのでご紹介します。
応援メッセージ
さつき会 代表幹事(掲載時) 鵜瀞 惠子 様
東京大学が女子学生に門戸を開いて70年以上経ちました。しかし、「男性にしか認められなかったことを女性にも認める」ことは、男性社会の論理や価値観に女性が合わせることを無意識の前提としていたのではないでしょうか。今や「女性という属性が組織の価値を高める」という全く新しい発想への切り替えが求められています。
学部入学者に占める女子学生の比率は、この20年間、20%近辺で横ばいです。さつき会では、この状況を変えたいと考え、自宅外通学・経済的困難を要件とする女子学生向けの給付型奨学金制度を企画運用しています。
今般、東京大学は、D&I宣言を制定し、学内の意識改革に取り組むとのことです。「女性もいます」ではなく、積極的に女性の自由な発想やネットワーク力、柔軟性などを大学の教育・研究・経営の強みにしてほしいです。
さつき会会員の中には、男性社会向けの鎧をまとって自らを活かす場所を見つけてきた人が多くいます。女子学生・女性教職員が鎧なしでその人らしく輝ける東京大学になることを期待しています。