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キャンパス散歩 - 目白台インターナショナルビレッジの巻

掲載日:2023年8月8日

キャンパス散歩 第41回
1000人もの学生・研究者がともに暮らす目白台インターナショナル・ビレッジ

重松尚
重松 尚
目白台インターナショナル・ビレッジ 相談主事
総合文化研究科助教

目白台インターナショナル・ビレッジは、かつて医学部附属病院分院があった地に2019年9月にオープンした国際宿舎です。本学のインターナショナル・ロッジは基本的に外国人向けですが、ここは日本人学生も入居が可能で、現在の入居者は約7割が外国人、約3割が日本人学生です。学部から博士課程までさまざまな学生たちが留学生や外国人研究者とともに暮らしています。宿舎には現地に居住しながら入居者に対する指導・助言などのサポートを行う相談主事が3人配置されており、私はその一人です。

リニア棟、南棟、北棟の3棟全857室で構成される宿舎のうち、シェア型住戸(学生向け)704室については、およそ20室ごとにシェアリングやシェアキッチンが設置されています。規模が大きいため、同じリビングやキッチンをシェアするブロックは30を超えますが、リビングやキッチンをどのように利用するかはブロックによって異なります。

分院時代の桜が残る建物正面

分院時代の桜が残る建物正面。右側が「ビレッジマルシェ」

シラカシデッキ

施設中央に広がる「シラカシデッキ」の夕景 写真:(株)エスエス 走出直道

ウェルカムイベント

オープン直後のウェルカムイベント(2019年)

居住者が別のブロックのシェアリビングやシェアキッチンに立ち入ることはできないため、リニア棟1階にあるダイニングホールがブロックを超えた交流の場となっています。コロナ禍ではホールを積極的に利用する居住者の数もそれほど多くありませんでしたが、2022年10月に留学生などが新たに入居してからは、一緒に映画を観たり夜遅くまで談笑したりする居住者の姿も増えており、ホールが再び活気づいてきているように感じます。

ホールの横にはスタジオが併設されています。その利用率は高く、漏れ出てくる音も、ピアノやバイオリン、管楽器といったようにさまざまです。東大生がさまざまな音楽を嗜んでいることがわかります。インターナショナル・ビレッジ内にはビリヤード台や卓球台も置かれており、夕方以降はこれらを利用する居住者も多いです。

クリスマスパーティー

コロナ禍前のクリスマスパーティー(2019年)

餅つき大会

餅つき大会で日本の風物詩を体感(2020年)

ダイニングホール

広々としたダイニングホールの一角。黒板の書き込みがにぎやか

敷地の道路側には、コンビニやカフェ・レストラン「ビレッジマルシェ別ウィンドウで開く」も設置されています。「ビレッジマルシェ」は少し値段が高めのため、学生はあまり利用していないようですが、特にランチタイムには近隣の方の姿も見かけることが多く、地域社会に開かれたスペースとなっていると感じます。2021年6月からはキッチンカーも導入されています。

新型コロナウイルス感染症の状況が更に落ち着いてきたら、各種イベントの開催頻度を上げ、居住者間はもちろん、地域住民の皆さんや、併設の産学協創拠点「アントレプレナービレッジ」とも、積極的に交流を図っていきたいと思います。

シアターナイト

毎月実施のシアターナイト。入居者のお薦め映画を巨大画面で鑑賞&トーク

東大茶道部とのコラボお茶会

東大茶道部とのコラボお茶会にはウクライナ支援で入居中の学生も参加

大塚警察署と実施の防犯・防災イベント

大塚警察署と実施の防犯・防災イベント。地震が稀な国の出身者に起震車が好評

※所属や肩書は2023年3月時点のものです。

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