令和2年度 東京大学大学院理学系研究科修士課程入学試験 専門科目における出題ミスについて記者発表

掲載日:2019年9月10日
令和2年度 東京大学大学院理学系研究科修士課程入学試験 専門科目における出題ミスについて
東 京 大 学
このたび、令和2年度大学院理学系研究科入学試験において、天文学専攻修士課程における専門科目の試験問題の一部に出題ミスがあることが判明いたしました。出題ミスの内容、発見の経緯及び本学の対応は次のとおりです。
なお、この対応による入学試験の合否判定への影響はなく、不利益を被る受験者はおりませんでした。
1.入試実施の概要
試験実施日 令和元年8月20日(火)
合格発表日 令和元年9月10日(火)
受験者数 天文学専攻修士課程 41名(39名)
※ カッコ内の数字は、受験者のうち出題ミスのあった問題を選択した受験者数。
2.出題ミスの内容
令和元年8月20日(火)に実施した理学系研究科入学試験(修士課程)における筆記試験の専門科目[数学1]で出題した問4に次のような誤りがあった。
[数学1]
問4

本問は数列の極限値を証明する問題であるが、数列anと記述すべきところ、級数anと記述したため、正答を導けない不適切な設問になっていた。
3.出題ミスの発見の経緯
当該問題の出題者と採点者が答案の採点中(8月22日(木)17時半頃)に、設問が不適切である可能性に気づき、出題者、採点者に加えて専攻入試実施委員会委員長とで内容を検討した結果、出題ミスであると判断した。
4.出題ミスへの対応
当該問題[数学1]問4について、全員正答として採点を行った。なお、全ての受験者の合否に影響はなかったことを確認した。なお、天文学専攻受験者全員に対して、出題ミスの内容と対応について記述した通知文を9月10日(火)に速達で郵送した。
5.出題ミスが発生した原因
当該出題ミスは、作問の初期段階から数列anと記述すべきところ、級数anと記述していた。作問後に複数の教員による査読、模擬解答を複数回行ったが、言葉よりも数式に注目してしまったため、級数という語の誤使用を見落とす結果にな った。
6.再発防止対策等
今後、入学試験問題の作成に当たってはこのようなことがないよう、今回のミスの発生した経緯(どのような出題ミス だったのか、その発生原因は何か等)を出題担当教員等に十分に説明するとともに、チェック体制の見直しを図り再発防止に努める。
試験実施日 令和元年8月20日(火)
合格発表日 令和元年9月10日(火)
受験者数 天文学専攻修士課程 41名(39名)
※ カッコ内の数字は、受験者のうち出題ミスのあった問題を選択した受験者数。
2.出題ミスの内容
令和元年8月20日(火)に実施した理学系研究科入学試験(修士課程)における筆記試験の専門科目[数学1]で出題した問4に次のような誤りがあった。
[数学1]
問4

本問は数列の極限値を証明する問題であるが、数列anと記述すべきところ、級数anと記述したため、正答を導けない不適切な設問になっていた。
3.出題ミスの発見の経緯
当該問題の出題者と採点者が答案の採点中(8月22日(木)17時半頃)に、設問が不適切である可能性に気づき、出題者、採点者に加えて専攻入試実施委員会委員長とで内容を検討した結果、出題ミスであると判断した。
4.出題ミスへの対応
当該問題[数学1]問4について、全員正答として採点を行った。なお、全ての受験者の合否に影響はなかったことを確認した。なお、天文学専攻受験者全員に対して、出題ミスの内容と対応について記述した通知文を9月10日(火)に速達で郵送した。
5.出題ミスが発生した原因
当該出題ミスは、作問の初期段階から数列anと記述すべきところ、級数anと記述していた。作問後に複数の教員による査読、模擬解答を複数回行ったが、言葉よりも数式に注目してしまったため、級数という語の誤使用を見落とす結果にな った。
6.再発防止対策等
今後、入学試験問題の作成に当たってはこのようなことがないよう、今回のミスの発生した経緯(どのような出題ミス だったのか、その発生原因は何か等)を出題担当教員等に十分に説明するとともに、チェック体制の見直しを図り再発防止に努める。