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「Go Global Gateway」にこめた思い |  総長室だより~思いを伝える生声コラム~第9回 (本部広報課)

2018年04月27日掲載

実施日: 2018年04月27日

東京大学第30代総長 五神 真

「Go Global Gateway」にこめた思い
 

「タフでグローバルな東大生であれ」というのは、濱田純一前総長が学部教育の総合的教育改革のスローガンとして強調された点でした。私がバトンを引き継いでから、世界の変化は格段にスピードアップし、社会の課題もより難しくより複雑になっていると感じます。世界の様々な人々の知恵を組み合わせ、積極的、能動的な選択により課題を解決していかねばなりません。そこで、まず必要な力は、多様な他者を理解し、その強みを見出して協力し合うコミュニケーション力です。私は、これこそが、現在の「タフでグローバルに」だと感じています。これまで、総合的教育改革の一環として、様々なプログラムを創り、提供してきました。語学や外に出て行くことが得意な学生諸君がこれらのプログラムを大いに活用してくれ、優れた成果が上がってきています。しかし、東大生は皆非常に高いポテンシャルを持っているので、もとから国際派の学生だけでなく、もっと多くの学生に積極的に有効活用してもらえる仕組みを作りたいと考えていました。

まず、自分の意志を国際的な環境で、しっかり伝える力を身につけておくことが大事です。特に、英語での書く力と話す力を鍛えることは重要です。2015年より、学部1年生向けの必修授業FLOW(FLuency-Oriented Workshop)が導入されています。ネイティブ教員が担当し、少人数授業で英語でのアカデミックな討議力を鍛える授業です。英語で話す自信と、その後自分でトレーニングし続けるためのコツを身につけることができます。英語での論文執筆・発表を念頭に置いたALESS、ALESAは既に定着していますが、これと並び、東大ならではの時代を先取りした取り組みです。これらは必修ですので、全ての学生が受講します。その他のプログラムも、すべての学生の「国際総合力」を伸ばすために活用する方策を検討しました。その結果、今春の新学部1年生から導入したのが、国際総合力認定制度(Go Global Gateway)です。東京大学が提供するプログラムに参加する中で、個々の学生の国際総合力の向上に向けた学習や活動を認定し、それらの効果を可視化する仕組みです。学生が達成度を実感しながら自らレベルアップできるようにするための制度です。

新しい試みなので、学生教員双方からの積極的なフィードバックが必要です。みなさんとともに、仕組みをより効果的なものへと高めていきたいと思っています。今春の新入生、つまりUTokyo 3.0の最初の年に入ってきた学生には、それを使命と感じて、次に続く後輩を先導してほしいと期待しています。 (つづく)

「学内広報」1509号(2018年4月27日)掲載



 
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