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フィンランド・オウル大学との連携協定を締結

掲載日:2023年4月3日

令和5年2月2日(木)、フィンランド大使館において、東京大学とフィンランド国オウル市立オウル大学との連携協定(Agreement on Academic Co-operation)の調印式が行われました。

本協定は、ICTに関する幅広い研究協力(既に連携がある情報通信(6G)をはじめ、建築、ロボティクス、情報科学、物理、化学、生物学など多様な学術に拡大)において、 研究者交流、共同プロジェクト、国際産学連携、共同ワークショップ・シンポジウムなどを推進することや、教育面での学生交流、ジョイントレクチャなどを推進することを主たる目的としています。総合的には、連携より得られた知見・成果をもとに大学間国際連携の成功モデルを確立すべく、オウル大学との各種交流を進めていきます。

調印式の様子(左:藤井総長とJouko Niinimäki学長、右:ご挨拶される藤井総長)

日本とフィンランドは1919年から相互に外交関係を樹立し、その後、1世紀以上の長きに渡り、経済・貿易における協力のみならず、学術・技術・文化・環境・経済など交流の幅が広がっています。
日本とフィンランドは、高度に発展し同じ価値観を共有している国であると同時に、それぞれ地政学的な課題を有し、経済安全保障の確保等共通する多くの課題解決に向け、両国間の連携を強化しています。本学は、両大学による連携協定を通じて、より安全・安心なグローバル社会の構築への協力に研究・教育・人材育成など学術面から貢献できると考えています。

卓越した学術を追求する両大学が、工学・自然科学分野(特に具体的な連携が予見される情報通信分野)をはじめとして、さらに多様な学術分野へと連携を拡充させることで、「世界の公共性に奉仕する総合大学」として、優れた多様な人材の輩出と、人類が直面するさまざまな地球規模の課題解決を図ると共に、多様性・包摂性を追求する国際的な学術連携の成功モデルを確立することを目指しています。

【本協定に至るまでの交流実績等】
  • 令和4年4月よりオウル大学6GFlagshipディレクターのMatti Latva-aho教授が本学工学系研究科にてグローバルフェローに就任。
  • 令和4年5月11日、フィンランド首相Sanna Marin氏が来日、総務省・フィンランド大使館共催のイベント「日・フィンランド Beyond 5G/6G共同セミナー」を本学安田講堂にて開催(「デジタル化の社会的インパクト ~Beyond 5Gの推進に向けて~」)、 藤井総長が開会挨拶、本学教員とオウル大学教員をはじめとする両国の有識者が多数講演やパネルディスカッションで登壇し、両国の具体的な連携について議論。 (https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z1311_00083.html
  • 令和4年8月26日オウル大学Matti Latva-aho教授他複数名の教授が次世代サイバーインフラ連携研究機構と東京大学にて 6Gにおける連携ワークショップを開催。
  • 令和4年8月30日オウル大学学長一行が本学藤井総長を訪問され、両大学の全学的連携に向けた協議を実施、6Gをはじめとする多様な学術分野における連携協定の締結につき合意。

 
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