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ホームカミングデイ特別企画 子ども・あそび・東大の未来 in 安田講堂 東京大学創立150周年記念事業・第6回カウントダウンイベント

掲載日:2025年10月30日

実施報告:東京大学ホームカミングデイ特別企画「子ども・あそび・東大の未来 in 安田講堂

2025年10月18日(土)、東京大学ホームカミングデイの特別企画「子ども・あそび・東大の未来 in 安田講堂」が開催されました。本イベントは、東京大学創立150周年記念事業・第6回カウントダウンイベントとして、未来を担う子どもたちに大学の歴史や可能性に触れてもらうことを目的に企画されたものです。本イベントの開催に際して、日本マイクロソフト株式会社の協力を受け、50名以上の社員がボランティアとして参加しました。

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メインのワークショップ「教育版マインクラフトで東大150年の歴史を学ぶ」は、安田講堂の四階に設けられた特設会場で実施され、約400組の応募者から抽選で選ばれた小学生たちと保護者が参加しました。

参加した子どもたちは、配布された歴史資料を紐解きながら、渡邉英徳教授(大学院情報学環)によるカラー化写真を用いた講義や、NHKとの包括連携協定の一環として制作・提供された「東京大学赤門」のAR(拡張現実)アプリなどを通じて、東京大学の歴史や人物について学びました。

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その後、教育版マインクラフトのワールドに用意された本郷キャンパスで、チームワークによる建築作業を行ないました。本学学生と日本マイクロソフトスタッフらのサポートのもと、東大の歴史に登場する様々な人物が配置され、さらに,各建物の内部空間が、子どもたちの自由な発想でデザインされ、東大150年の歴史を表現するマインクラフト作品が次々と生み出されました。

午後には、安田講堂・大講堂の舞台で成果発表会が行われ、各チームが作品の意図や工夫した点を堂々と発表しました。発表を受け、岩村水樹理事からは「皆さんの想像力に驚きました。これからも遊びながら学んでください」と激励の言葉が送られました。

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同時開催された特別トークイベント「子ども・あそび・東大の未来」では、AI時代の創造的な学びについて活発な議論が交わされました。

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ゲスト(左から):
タツナミシュウイチ(東京大学大学院 客員研究員/常葉大学 客員教授NASEF JAPAN 理事/Minecraftカップ全国大会審査員長)、千代田まどか(Microsoft米国本社)、宮崎翔太(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員/パブリックセクター事業本部教育・社会基盤統括本部長)
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ナビゲーター・司会:
右)渡邉英徳(大学院情報学環 教授)
左)片山実咲(学際情報学府 博士後期課程学生)

最後に、河村知彦執行役・副学長が「遊びを極めた人にぜひ東大に来てほしい」と述べ、イベントを締めくくりました。

また、安田講堂の回廊で「AIの利活用」をテーマにしたマインクラフト体験会も開催されました。約130組の親子が参加し、動画でAIの基礎を学んだ後、マインクラフトの操作を通じて楽しみながら学びを深めていました。あわせて、NHKの協力を得て渡邉英徳研究室が制作した「東京大学の宝物」の大型ディスプレイ展示も行なわれ、多くの来場者の関心を集めていました。

歴史的な建築である安田講堂を舞台に、デジタルな「あそび」を通じて子どもたちの創造性を育み、大学の歴史と未来の世代をつなぐ試みは、大きな熱気のうちに幕を閉じました。

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イベント概要:
東京大学ホームカミングデイ特別企画「子ども・あそび・東大の未来」in 安田講堂
東京大学創立150周年記念事業・第6回カウントダウンイベント

  • 場所:東京大学 安田講堂
  • 日時:2025年10月18日 10時~17時
  • 主催:東京大学コミュニケーション戦略本部
  • 共催:NPO法人デジタルものづくり協議会
  • 協力:日本マイクロソフト株式会社、NHKメディアイノベーションセンター

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