12月3日、4日に東京フォーラム2020オンラインを開催
12月3日(木)、4日(金)の二日間、Tokyo Forum 2020 Onlineが、韓国Chey Institute for Advanced Studies (Chey Institute)との共催で開催されました。第二回目となる今回は「人新世における人類共有の地球環境、グローバル・コモンズの管理責任」という世界的喫緊の課題を取り上げ、総長、チェ・テウォン韓国SKグループ会長はじめ世界の各界のリーダーがオンラインで集合しました。二日間で5,000名を超える参加登録があり、全世界から8,000回近い閲覧がなされました。
今年度のフォーラムでは、将来的に温室効果ガスを実質ゼロとすることを掲げた日本と韓国の研究機関が共同開催したことに大きな関心が寄せられ、人類が自らの意志で地球環境を救うことのできる期限が、従来考えられてきた2050年ではなく、2030年であるという科学的知見が強調されました。加えて、本学グローバル・コモンズ・センターの最初の成果物である「グローバル・コモンズ・スチュワードシップ指標(GCSi)」のパイロット版も公表され、抽象的な議論に止まらない政策評価の方向性が示されました。最後に、本学と韓国の二つの大学の学生によるセッションが開かれ、未来を担う若い世代の声でフォーラムは締めくくられました。
詳細なレポートは、UTokyo Focus 地球環境危機を救う猶予は10年 にてご覧いただけます。