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SDGsシンポジウム2021:イベントレポート 「学際的科学から解決策を考える食料、水、気候、生態系の持続可能な開発目標」を開催しました

掲載日:2021年3月31日

2021年3月26日(金)、東京大学、シュプリンガー・ネイチャー共催による「SDGsシンポジウム2021:学際的科学から解決策を考える食料、水、気候、生態系の持続可能な開発目標」がオンライン開催され、550名を超える多くの学術関係者や企業の方々に視聴いただきました。 本シンポジウムは、インターディシプリナリー(学際的)な観点から持続可能な開発目標(SDGs)について議論し、学術界、ビジネス界、政策立案者、市民社会がトランスディシプリナリー(超学際的)な方法で協力しながらSDGs達成への道筋について考える場となりました。

本シンポジウムは、基調講演、研究発表およびパネルディスカッションの三部構成で行われました。東京大学の五神真総長による人新世(Anthropocene)における学際研究の重要性に触れた開会挨拶から始まり、基調講演として、シュプリンガー・ネイチャーのPhilip Campbell編集長からは、研究者の調査研究が実際の政策に反映されるよう出版社が実施している施策等について講演があり、続いて、東京大学大学院工学系研究科の沖大幹教授は、自身の研究の学際的側面やSDGsとの関係、意義深く挑戦する甲斐のある研究テーマの選択方法などについて語られました。

研究発表は、東京大学大気海洋研究所の羽角博康教授、東京大学未来ビジョン研究センターのAlexandros Gasparatos准教授および立命館大学理工学部の長谷川知子准教授が自身の研究を紹介されました。パネルディスカッションでは、上記の発表者が参加し、ジャーナリストの国谷裕子氏がモデレーターを務めて、自然科学と社会科学を融合した学際的研究を成功させるためのキー・ファクター、研究を政策に結び付けていくための方法、持続可能な未来を創造しようとする若手研究者へのメッセージなどについて闊達な意見が交わされ、最後に、シュプリンガー・ネイチャー(日本)のAntoine Bocquet代表取締役社長による閉会挨拶で締めくくられました。 なお、イベント詳細報告はNatureダイジェスト6月号、Nature Sustainability日本語サイトに掲載する予定です。




五神 真 東京大学総長


(左上から時計回りに)沖大幹 東京大学大学院工学系研究科教授、羽角博康 東京大学大気海洋研究所教授、国谷裕子氏、Alexandros Gasparatos 東京大学未来ビジョン研究センター准教授 


(左下)Philip Campbell シュプリンガー・ネイチャー編集長、(右下)長谷川知子 立命館大学理工学部准教授


Antoine Bocauet シュプリンガー・ネイチャー(日本)代表取締役社長
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