第12回 発達基礎科学セミナー
基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 / 企業 / 大学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2024年7月30日 14時 — 15時 |
開催場所 | オンライン |
定員 | 300名 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 要事前申込
講演の通訳はありません。こちらのページよりお申し込みください。 https://www.cedep.p.u-tokyo.ac.jp/eventlisting/science/ds_seminar12/ |
申込受付期間 | 2024年7月9日 — 2024年7月30日 |
お問い合わせ先 | イベントページ内の問い合わせフォームから https://www.cedep.p.u-tokyo.ac.jp/eventlisting/science/ds_seminar12/ |
第12回 発達基礎科学セミナー
子どもの運動と認知の発達における早期感覚運動経験の役割:生物学的要因と環境アフォーダンス
講演者:Iryna Babik(ボイシ州立大学 心理学部 助教授)要旨:感覚運動の遅延や障害は、子どもの運動および認知の発達に深刻な影響を及ぼす可能性がある。例えば、早産、脳性麻痺、および関節拘縮症は、子どもの自発的な動きや物と遊ぶ能力を大幅に制限し、その結果、環境を試行錯誤で学ぶ機会が減少する。肯定的な見方をすれば、環境の豊かなアフォーダンスは、子どもの発達に良い影響を与える可能性がある。研究によれば、社会経済的地位や家庭のアフォーダンス(例えば、おもちゃや適切な刺激)が、運動の遅れのある子どもの運動、言語、および認知の発達に良い影響を与えることが示されている。さらに、理学療法の介入(例えば、STAR-Play)やウェアラブル技術(例えば、P-WREXやPlayskin LiftTMのような外骨格)は、運動遅延や障害のある子どもの自発的な動き、到達範囲、および物の探索を改善する可能性がある。重要なことは、物の探索が増えることは、子どもの認知発達の進展に直接繋がるということである。
※講演は英語、進行・討論は英語・日本語混合で行われます。講演の通訳はありませんのでご注意ください。