すべての人に安心を -施設の整備を例に- UTokyo D&I アクションとメッセージ
― UTokyo D&Iキャンペーン2022 ―
ダイバーシティ&インクルージョン(以下「D&I」)推進を通じて、誰もが生き生きと活躍できる魅力あるインクルーシブキャンパスの実現を目指すため、東京大学では3月から「UTokyo D&I キャンペーン2022」を実施しています。D&Iの取り組みについて、各部局長をはじめとする本学の構成員からの抱負とアクションを紹介していきます。
アクションとメッセージ
すべての人に安心を -施設の整備を例に-
生産技術研究所 岡部 徹(所長)
生産技術研究所は、女性にとって働きやすい職場の構築をかねてより目指しており、それを示す例として、約20年前、東京都心部から現在の駒場地区に移転する際に新築の施設に女性用静養室を設置しました。その後も改修の際には常にD&Iの拡充を意識しており、2019年にはLGBTに対応してパウダースペースを併設したユニバーサルトイレを設置しました(図1)。さらに翌年には、この施設に対する好評を受け女性用パウダールームを増設しています(図2)。
また、このような施設面のみならず、制度整備、啓発・研修、人的ネットワークなどのソフト面での施策を展開するため、D&Iの向上を目指す機能をもつ組織も設置する予定です。