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新型コロナウイルスの怖さを情熱の早口トーク動画で広報|ムギタローさん|コロナ禍と東大。

掲載日:2020年10月13日

コロナ禍と東大。
活動制限下の取組みから見えてくる新時代の大学の姿とは?
2020年。新型コロナウイルス感染症の影響で、東京大学の活動は想定していたものから大きく様変わりしました。本特集では、このおよそ半年間に東京大学の現場で行われてきた取組みの数々を記録し、ウィズコロナ時代の大学の活動とは何かを考えるきっかけを提供します。

新型コロナウイルスの怖さを情熱の早口トーク動画で広報

ムギタローさん顔写真
ムギタローさん MUGITARO
工学系研究科 YouTuber/ポエトリーラッパー

4月2日、COVID-19の怖さを訴える動画がYouTubeで公開されました。動画は、福岡市長がブログで薦め、福島の新聞が取り上げ、GACKTさんがInstagramで紹介するなど、大きな話題を呼びました。作者は、親御さんが命名時に候補としていた名前で活動する東大生YouTuberです。

「当時、コロナの情報が錯綜していて、誰かまとめてくれないかと思ったんですが、若い世代では見当たりませんでした。だったら自分が、と」

検索を繰り返し、Twitterで情報を集め、英語論文までたどって確かめること、4時間。確認できた要素を、感染者増→医療崩壊→治療不可→身近な人も死亡→だから外出自粛、というストーリーにまとめました。小学生にも伝わる言葉を選び、クールを気取らず熱をこめた早口で収録した6分半は、68万超の再生回数を記録しました。

「福島にいた頃から、友達にわかりやすく説明するのが自分にとっての正義でした。東大入学後、お笑い芸人に憧れて通った養成所で学んだスキルも役立ったのかも」

学部時代、大学のプログラムを利用して何度も海外に行ったというムギタローさん。3年次に短期留学したポーランドでは、現在の活動につながる大きな体験をしました。

「博士課程の人しかいないところに一人放り込まれ、言葉も通じず、孤独で鬱になっていたとき、Pelliculeという曲を聴いて、大泣きしました。ポエトリーラップとの出会いです」

曲に救われたと実感し、帰国後にポエトリーラッパーとして活動を開始。Pelliculeを出したレーベルからCDもリリースしました。実は、コロナ解説を含め、YouTubeに様々な動画を上げてきた背景には、見た人をポエトリーラップに誘導したいとの思いがあったそうです。

「落ち込んだ人に寄り添い、元気づける力がポエトリーラップにはあります。まだマイナーですがいつか紅白の舞台に上げたいんです」

この真っ暗な空の下、先の見えない世の中。この長いトンネルはいつか抜けると信じて、静寂に満ちた道を手探りで進む。ウィズコロナの時代には、クールを気取らない、熱のあるポエトリーラップがよく響きます。

Youtube画像
東大生がわかりやすく教えるコロナの話1」より。続編を4本公開後、時事問題の解説シリーズを開始。解像度よりわかりやすさを重視して伝えるのがムギタロー流
アルバム画像
2019年8月発売の1st.アルバム『はじまりは小さな一歩から』(2000円+税)。AppleMusicとSpotifyのサブスクでも聴けます。代表曲「この真っ暗な空の下」はhttps://youtu.be/nMl5O25-02Mでも聴けます
 

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