包摂社会共創の拠点を目指して UTokyo D&I アクションとメッセージ
― UTokyo D&Iキャンペーン2022 ―
ダイバーシティ&インクルージョン(以下「D&I」)推進を通じて、誰もが生き生きと活躍できる魅力あるインクルーシブキャンパスの実現を目指すため、東京大学では3月から「UTokyo D&I キャンペーン2022」を実施しています。D&Iの取り組みについて、各部局長をはじめとする本学の構成員からの抱負とアクションを紹介していきます。
アクションとメッセージ
包摂社会共創の拠点を目指して
先端科学技術研究センター 杉山 正和(所長)
先端研では、多様性の尊重と人口減少の時代に、女性や外国人、文化の多様性のある人々はもちろん、障害・疾患・高齢などにより治療や生活支援との両立が必要な個人など、幅広い背景のある人材を雇用した上で、社会課題の解決を目指す教育・研究・地域実践の取り組みを展開しています。
(1)当事者研究やアーティストの参画を軸として、多様性が構成員によって深く共感され心理的安全性を確保された上で包摂される組織文化の醸成、(2)超短時間雇用モデルを基盤にした、ごく短時間から専門的・スポット的な職務スタイルが許容・歓迎されるインクルーシブな雇用モデルの開発研究、(3)ラボラトリーオートメーションやインクルーシブデザイン・ラボラトリーの技術により実現される、世界中のどこからでも高度な実験・研究に参加できる環境の実装、(4)障害やニューロダイバーシティを包摂したインクルーシブな教育手法、アートデザインの要素を取り入れた教育アウトリーチを、国内外21の自治体との連携・地域共創により社会に展開し、包摂社会の実現を目指します。