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アメリカの教諭が日本の小学校で授業 大会を機とした20年越しの異文化交流|恒吉僚子・越智豊|オリパラと東大。

掲載日:2020年6月16日

オリンピック・パラリンピックと東大。
~スポーツの祭典にまつわる研究・教育とレガシー
半世紀超の時を経て再び東京で行われるオリンピック・パラリンピックには、ホームを同じくする東京大学も少なからず関わっています。世界のスポーツ祭典における東京大学の貢献を知れば、オリパラのロゴの青はしだいに淡青色に見えてくる!?
アメリカの教諭が日本の小学校で授業

大会を機とした20年越しの異文化交流

恒吉僚子
教育学研究科 教授
TSUNEYOSHI Ryoko

越智豊
教育学研究科 特任准教授
OCHI Yutaka

東京都庁第一本庁舎の2020大会PRコーナーを訪れた一行。右から2番目がTEA(Teaching East Asia)代表のキャサリン・イシダ先生です

2017年7月から2年間行われたオリンピック国際理解教育推進プロジェクトは、教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センターコロラド大学の東アジア教育プログラム(TEA)による提携事業です。2020東京大会を契機に日米の小・中学校間の文化交流をというもの。計24人の先生が来日して、学校で授業を行う、課外活動を見守る、児童の家に泊まる、といった活動を行いました。

「TEA代表の先生と私が旧知だったのがきっかけです。20年前にTEAの交流事業に参加した若手教員が都内の小学校で校長になっていたのも大きな縁でした」と、当時センター長だった恒吉先生。附属中等教育学校の元副校長である越智先生が中心となって現場を切り盛りし、5つの小学校で行われた授業は、地理、気候、産業、住民構成など、自分の街の特徴を先生が英語で紹介する形が基本でした。

「たとえばボルダーの先生が行ったのは、ムースという地元の鹿の紙工作。児童が紙になぞった手の輪郭を切り取り、鹿の角に見立てて比べることで、多様性とともに地域の特徴を学びました」(越智)

言葉がわからないながらも自然に異国の文化に触れたのはアメリカ側も同様。紅白帽やマグネット筆箱の存在、児童による教室掃除や配膳など、自国の学校とは違う様々な特徴を実感したようです。

文京区立湯島小学校で行われた授業の1コマより。黒板に貼られているのがムースの紙工作例です

「多文化理解に役立つのは外国語教育だけではありません。異文化で育った人と実際に会う経験が一番重要だと思っています」(恒吉)

先生たちの帰国後も交流は継続。画像や動画のやりとりを通じて日米の先生たち、小・中学生たちが互いを学び続けています。大会期間はもちろんですが、20年後の再交流も楽しみです。

 

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