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“Convergence of Peace Activities” テクノロジーでつながる平和活動 展記者発表

掲載日:2022年7月11日

“Convergence of Peace Activities”

テクノロジーでつながる平和活動 展

2022年8月6~7日 於:UTokyo NYオフィス


 

東京大学大学院情報学環 渡邉英徳研究室は、NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議を開催中のニューヨークにおいて「Convergence of Peace Activities:テクノロジーでつながる平和活動」展(8月6~7日)を開催します。本展は、UTokyo NYオフィス(東京大学ニューヨークオフィス)で開催する初の展示会となります。
 
本展のテーマは、広島・長崎原爆の日とNPT再検討会議が重なるこの機会に、日米で営まれる多様な平和活動の「融合(コンバージェンス)」を、NPT再検討会議開催地のニューヨークにおいて生み出すことです。国境・イデオロギーを越えてテクノロジーでつながりあう、新たな世代の平和活動の端緒となることを企図しています。
 
本展では、渡邉英徳研究室が取り組む「ヒロシマ・アーカイブ」「ナガサキ・アーカイブ」「ウクライナ衛星画像マップ」など、先端テクノロジーを活用した戦災のデジタルアーカイブを、大型ディスプレイで展示します。さらに、 広島・長崎原爆の「きのこ雲」のカラー化写真、原爆投下直後のVRコンテンツなどの展示・体験コーナーを設けます。
 
加えて、日本生活協同組合連合会(日本生協連)の平和活動を発信するデジタルマップ「CO・OP PEACE MAP」や、 NPO NY平和ファウンデーショなどの紹介展示を通して、日米の平和活動の交流の場をつくります。また、NPT再検討会議に参加する日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のメンバーを会場に招待し、被爆講話(オンライン配信予定)や イベント参加者との語らいの場を設ける予定です。
 

渡邉英徳教授のコメント

COVID-19禍のなか始まったロシアの軍事侵攻は、世界に衝撃と混乱をもたらしており、偶発的な核戦争が起きる危険性が高まっています。この状況のもと開催されるNPT再検討会議は、かつてない重要な使命を帯びています。一方、COVID-19禍により進んだ急速なオンライン化は、さまざまな技術・活動をボトムアップに「融合」し、世界を変えつつあります。本展を通して、被爆者が未来の世代に託すメッセージと、さまざまな壁を越えて力強く進んでいく、若者たちによる活動の息吹を感じていただきたいと思います。


展示会ウェブサイト

https://labo.wtnv.jp/2022/07/convergence2022jp.html

期日・場所

●2022年8月6~7日 10:00 – 17:00
●UTokyo NYオフィス(東京大学ニューヨークオフィス)
   145 West 57th Street 21st Floor, New York 10019
   https://utokyony.adm.u-tokyo.ac.jp/
   +1(212)582-9800
   utny.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp/
●入場無料:以下の参加登録フォームからの申込が必要です
           https://forms.gle/m6AARsHtU9PQEkwb7


主催

●東京大学


企画・運営

●東京大学大学院情報学環 渡邉英徳研究室


協力

●日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
●日本生活協同組合連合会(日本生協連)
●NY平和ファウンデーション
●青山学院大学 古橋大地研究室
●株式会社毎日新聞社
●国連国際学校
●一般社団法人 地域創生グローバル人材支援協会
●Vison Port
●株式会社エバラボ
●株式会社ユーカリヤ
(以上、7/11時点)


お問い合わせ先

  • ●東京大学大学院情報学環 渡邉英徳研究室 
  •     hwtnv@iii.u-tokyo.ac.jp


展示作品の例

    
ヒロシマ・アーカイブ
 http://hiroshima.mapping.jp/ 
    
    
ナガサキ・アーカイブ
 https://nagasaki.mapping.jp/  
    

CO・OP PEACE MAP
https://coop.archiving.jp/


ウクライナ衛星画像マップ
(参考)https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/z1304_00151.html


きのこ雲のカラー化写真
(参考)https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2108/14/news044.html
 


渡邉英徳研究室について

東京大学大学院情報学環 渡邉英徳研究室では、デジタルアーカイブ、情報デザイン、データビジュアライゼーションなどの研究を行なっています。本展においては、特に戦災をテーマとしたデジタルアーカイブズ・シリーズなどの研究成果を展示します。
https://labo.wtnv.jp/


渡邉英徳プロフィール

1974年生まれ。東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。東京理科大学理工学部建築学科卒業(卒業設計賞受賞)。筑波大学大学院システム情報工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。首都大学東京システムデザイン学部 准教授、 ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所客員研究員などを歴任。著書に「データを紡いで社会につなぐ」「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」(共著)など。
https://researchmap.jp/hwtnv

 

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