駒場キャンパスSaferSpace(KOSS) UTokyo D&I アクションとメッセージ
― UTokyo D&Iキャンペーン2022 ―
ダイバーシティ&インクルージョン(以下「D&I」)推進を通じて、誰もが生き生きと活躍できる魅力あるインクルーシブキャンパスの実現を目指すため、東京大学では3月から「UTokyo D&I キャンペーン2022」を実施しています。D&Iの取り組みについて、各部局長をはじめとする本学の構成員からの抱負とアクションを紹介していきます。
アクションとメッセージ
駒場キャンパスSaferSpace(KOSS)
総合文化研究科 清水 晶子(副研究科長、KOSS運営委員)
駒場キャンパスSaferSpaceは、女性や性的マイノリティを含む多様な学生が、安心感と帰属感を持ちつつ、相互の経験と学問的知見を互いに提供し、学びの場としてのピア・コミュニティを作り上げることを目指す、教育プロジェクトです。専門知をもつ教員や大学院生のスーパービジョンを受けられる体制のもと、女性や性的マイノリティの学生が安心して様々なイシューについて議論し、学問的な助言を与えあい、自分たちで行動を起こす経験を積んでいます。
具体的には、学生がKOSSの部屋に立ち寄って本を読んだり、院生アドバイザーや運営教員と話をしたり相談したりできる通常開室に加え、学内生を対象にしたさまざまなミニレクチャーやイベント、学部学生が主導して企画するジュニア・スタッフイベントなども行っています。
同時に、学外から多数の専門研究者の参加もある学術イベントや、大学院生を講師とする公開連続講座などを通じたアウトリーチも積極的に行っており、コンスタントに100人を超え、多い時には300人を超える参加者を得ています。