『大学の自己点検評価の歴史的調査：基礎史料集』

　この基礎史料集は、東京大学史史料室がもっか作業活動を進めている「大学の自己点検評価の歴史的調査」の中間報告にあたるものである。
　1970年代の「大学改革」の経緯などを本学として記録的に明らかにしておくことは、本学の歩みを振り返るにとどまらず日本の大学史全体においても画期的な意義となろう。すでに30年以上の時間が経過しているため、学内にある関係史料の散逸や廃棄も進んでいるのではないかと懸念される。今回の大学史史料室による歴史的調査によって、早めに関係史料の適切な保存をはかる契機としたい。

2008年3月
東京大学史史料室