東大史Q&A Q3-1

3.学生生活

Q 学生服のデザインに決まりはありましたか?

A 帝国大学が 1886(明治 19)年 3 月に創設されたのに伴い、その翌月の 4 月に、制服・制帽の夏用と冬用の形や色、デザインをはじめ、着用時期、ボタン、襟章が定められました。
  襟章にはそれぞれの分科大学(法・医・工・文・理)の英語名称の頭文字が選ばれ、学生や生徒の所属がわかるように配慮されました。襟章は当初は襟の両脇 に刺繍されたデザインでしたが、森有礼文部大臣に認可を求めたところ、大臣の意見は「片側ヲ除クヘシ」ということでしたので実際には片側のみのデザインとなりました。
 
     
「学生及選科生服制ノ義伺 明治 19 年 4 月 16 日上申」(4点とも)
出典:『文部省准允 自明治十九年至明治二十年』、東京大学文書館所蔵 、S0006/04
 

【参考資料】
(1)  「学生及選科生服制ノ義伺 明治 19 年 4 月 16 日上申」(『文部省准允 自明治十九年至明治二十年』) 東京大学文書館所蔵、S0006/04
 この史料は、「服制」と題して、東京大学百年史編集委員会編『東京大学百年史 資料一』(東京大学、1984 年)の845~846 頁に翻刻されています。
 
(2) 「大学院分科大学々生服制之件達 明治 19 年 4 月 28 日」(『代紳』(五十年史番号181)、「東京帝国大学五十年史史料」)東京大学総合図書館所蔵
 この史料は、「大学院分科大学々生服制之件達」と題して、東京大学百年史編集委員会編『東京大学百年史 資料一』(東京大学、1984 年)の846~848頁に翻刻されています。

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