株式会社AOKIホールディングス 代表取締役会長 青木 擴憲様

第回 ゲスト otanisama

株式会社AOKIホールディングス 代表取締役会長

青木 擴憲様

日時: 2012年10月30日(火) 19:00~21:00
場所: 本郷キャンパス理学部1号館2階201b号室
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/map/map02.html
ゲストスピーチテーマ: 「AOKIグループの基本戦略~人間を磨き「格」を高める経営~」

紹介

1938年、長野市生まれ。58年「洋服の青木」を創業。76年8月代表取締役社長に就任。当時、大卒の初任給で1着しか購入することができなかったスーツを、毎日日替わりで着替えることができるようにとスーツの流通革命を実施。その 後、ブライダル、エンターテイメントと事業を拡大。9月末現在、紳士服専門店540店舗、結婚式場13施設、カラオケ137店舗、複合カフェ190店舗を展開するグループのCEOを務める。

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【関係リンク】
http://www.aoki-hd.co.jp

報告


私は1938年生まれ。年齢は74歳。自分では48歳のつもりで仕事をしている。高校を卒業し行商を始めてから半世紀以上。幾多のピンチを何とか乗り越え、失敗しないで来られた理由は「人間を磨き「格」を高める経営」に邁進してきたからだと思う 。

∥人間を磨くとは?格を高めるとは?
AOKIグループの基本戦略は、「人間を磨き「格」を高める経営」ということが第一にある。
人間を磨くとは、自己のベストを高め続けることであり、格を高める経営とは、他者に自己のベストを尽くし続けることと考えている。企業も個人も成長させ続けることにより、さらに人間を磨き、格を高めることができると確信している。

∥失敗をしても「だから良かった」にしてしまう根性が大切
何があっても、生まれたときは何も持ってなかった思えば、なんとも無い。失敗をしても、どうにかして「だから良かった」にしてしまう根性が大事と考えている。失敗と言えば、数十億円かけて、関連会社でシニアマンション事業をしたことがあ る。95部屋のマンションを建設し、1年間、何度、宣伝しても、入居者は1人しかいなかった。2年ほど苦労し考え続けた。「だから良かったにするためには、どのようにすれば良いのだろうか。根性を見せるとは、この場合どういうことなのだろう か」と自問し、「この施設で数十億円の営業利益を生み出す人を1人育てれば良い」という考えに至った。それから、グループの教育センターに転換し、その中から10人が育ち始め、グループ全体の経営も成長軌道に乗っている。
時間をかけても、何としても「だから良かった」にしてしまう根性が大切である。

∥絶対の負けず嫌いになる
東京大学は「タフな東大生」をキーワードとしているが、皆さんにお伝えしたいことは、社会に出て、どんな分野についたとしても、全てのことをトップの立場で考えようということだ。そのためには絶対に負けず嫌いであることが大切だ。内に秘 めた闘争心というものが、こうして遅い時間にも関わらずお集まりいただいた、負けず嫌いの皆さんに備わっているはずだ。タフでいるために、負けず嫌いでいて欲しい。「絶対やり抜くのだ」という想いと、失敗してもそれを倍にして活かすぞと いう気持ちを、持ち続けてほしい。
官僚になったら、総理大臣の立場で国民のためになることを考え、会社に入ったら、社長の立場で顧客のためになることを考え続けることが大切だ。

私は、毎朝、座禅をして、成功と社会貢献への執念を自分の魂に訴えかけている。長野県の篠ノ井という場所から出てきて、経営への理解がようやく深まった自分は、これからが本番だと思っている。

∥卓越した国家経営者・企業経営者を目指して欲しい
世の中の役に立ちたいという想いから、若い人を応援したいと考えている。その中から、卓越した国家経営者・企業経営者が出て欲しい。

色々な人とお会いして感じたことは、国家経営も企業経営も、同じだということだ。国は税金をいただき、配分して有効活用する。では、その税金はどうやって生まれるのか。国家経営者になる人こそ、自分でお金を稼ぐという体験をしてほし い。どんなものでも良いが、販売・マーケットを全部自分で行ってみると、税金を払えるようになるということは、いかに大変かが実体験としてわかる。体験をした人としていない人の差は大きい。本気になって考えている人には支援を惜しまない つもりだ。皆さんの中から、立派な総理大臣と経営者が出たら、ここに来た甲斐がある。

人間は、一生懸命3年間やると、1つのことが出来る。これを10回やると何でもできる。今、皆さんが20歳ならば、30年後は50歳。是非、30年後に、卓越した経営者や総理大臣になって、「それぞれが“生きがい”や“やりがい”を持って輝いて 生きている。過剰な規制がなく、やりたいことにチャレンジでき、自己実現ができる」という世の中をつくって欲しい。

店頭公開したのは、私が48歳のとき。それまで、ポケットには500円しかなく、1万円を入れて歩くことが夢だった。それが、店頭公開した後、見たことのない大きな金額が振り込まれていた。
「どうしよう。1万円が夢だったのに!」
今お話したことは実現性のあることだ。私にも出来たことであり、是非、自らを磨きビジネスで成功し、卓越した企業経営者になるか、上場で得た資金を元手に良い国日本づくりのために政界に打って出て、卓越した国家経営者になって欲しい。

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