本書の目的は、21世紀的な問題関心のもとで、人類学の学問的枠組を根底から再構築することである。人類学...

ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』で、外科医を志す主人公の解剖実習場面が気になり、イェー...

『模範像なしに――美学小論集』は、晩年のアドルノが『美学理論』の執筆のかたわらで発表した美学関連の論...

文化・教養を身につけるために西洋美術を知りたい、西洋絵画を本格的に鑑賞してみたい、そんな願いを持つ学...

「華僑」や「華人」というと、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか。中国に出自を持ち海外に暮らす人...

国連平和活動における、要員による性的暴力や犯罪・不法行為が明るみに出て久しい。本書は国連平和活動でも...

清朝の支配の終焉・中華民国の成立に至らせた直接な事件は、1911年10月の武昌蜂起であり、一連の武装...

現代社会は技術の体系によってその営みが支えられている。電気、水道、交通、通信・・・。それらの技術体系...

本書は、現代ドイツを歴史的展望のなかで捉えるシリーズ『現代ドイツへの視座―歴史学的アプローチ』(全三...

生産や消費を中心とした「狭義の経済地理学」の枠を飛び越えて、知識や文化といった不可視的で捉えにくい「...

ひとことで言えば、女性や高齢者の労働パターンに関する東アジア諸社会の比較社会学である。子どもが産まれ...

筆者がこの研究を始めたきっかけは、2004年から2005年まで日本での交換留学の経験と、そのあたりか...