新型コロナウイルス感染症に関連する対応について
総長メッセージ
東京大学に入学する学部1年生のみなさんへ
日本での新型コロナウイルスの感染拡大が本格化してから、すでに1年以上が経過しました。今年1月8日に政府が東京都と周辺3県に発出した緊急事態宣言は、去る3月21日をもって解除されましたが、今なお感染拡大の状況は予断を許しません。
コロナ禍における東京大学教養学部の教育姿勢については、3月19日付けで、次期教養学部長(当時)からのメッセージとしてみなさんに連絡を差し上げたとおりです。東京大学ならびに教養学部では、みなさんをキャンパスに迎えるにあたって、感染症対策をしっかりと講じながら、可能な範囲で対面授業を取り入れる取り組みをおこなっています。東京大学ならびに教養学部は、Sセメスターを通して、授業のみならず課外活動などを含めたキャンパス生活の全般において、感染拡大防止にしっかりとした対策を施しながら、対面での活動の場を広げていきたいと考えています。
新しい年度を迎え、新入生のみなさんを迎えるにあたり、みなさんに今後の教育・研究活動等について東京大学として、そして教養学部として、お願いがあります。それは、以上の趣旨に沿って、みなさんには十分な自覚のある行動をお願いしたいということです。みなさんにはまた、4月12日に日本武道館で予定されている入学式を無事にとりおこなうことが現下の重要事であることも、ご承知おきいただきたいと思います。
新入生の歓迎やサークル、運動部への勧誘など、対面での活動が活発化しうる時期ですが、一部オンラインを取り混ぜるなど、やはり感染症対策に十分に留意しつつ、発想を豊かにし、工夫しながら、徐々に活動を回復していくことを考えましょう。
大学における対面での活動を拡げていくためには、なによりも、東京大学の一員として、みなさん一人ひとりが感染拡大防止の自覚を持って、周囲に配慮した行動をしていただくことが欠かせません。
みなさんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
令和3年4月1日
東京大学総長 藤井輝夫
教養学部長 森山 工
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