新型コロナウイルス感染症に関連する対応について
東京大学の教職員のみなさまへ

東大の活動制限指針を「レベル準1(一部制限)」に引き上げ <レベル準1を維持>

東京大学の教職員のみなさまへ

三度目の緊急事態宣言が、4月25日より東京を含む4都府県に発出されました。新年度の始まるこの時期は、本学の活動のあらゆる分野において、きわめて重要な時期です。感染力が強いといわれる変異株による感染が拡大する中でも、本学の活動を止めないためには、学生・教職員一人一人が「感染しない」「感染を拡大させない」という自覚を持って行動し、安全で安心なキャンパスを作り上げていく必要があります。

本学では、現時点で可能な最大限の感染防止対策をとることを前提として、「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京大学の活動制限指針」(令和2年4月3日発表)に「レベル準1」を追加し、4月27日から「レベル準1」に引き上げることとします。「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京大学の活動制限指針*」(令和3年4月26日更新)
5月7日に国が4都府県の緊急事態宣言を延長したこと及び学内の感染状況等を踏まえ、当分の間「レベル準1」を継続することとしました。

現在の活動制限指針は一年前に作成されました。一年間の様々な活動を通じ、新型コロナウイルスに対する理解も進み、どこに重点的に対策をとるべきかの知見も蓄積してきました。今回の緊急事態宣言の内容と我々の蓄積を踏まえ、現状のレベル0.5とレベル1との間に、レベル準1を追加するとともに、レベル0.5の授業に関する記述を現状に即して改訂しました。レベル準1は、まずは国の緊急事態宣言にあわせて5月11日までとし、その時点での状況により、更なる判断をしたいと思います。なお、すみやかに活動制限指針全体の改訂を進め、今後は「活動制限指針2021(仮称)」に基づき、本学の活動を進めていくことにします。

レベル準1では、みなさまに以下のご協力をお願いします。

  1. 研究活動は続行できますが、感染拡大に最大限の配慮をしつつ、学生・研究員・研究スタッフ(研究室関係者)は現場での作業を時間差で行う、滞在時間を短くする、可能な場合は自宅で作業するなど、人との接触を最小限にすることを検討してください。
  2. 実施可能な会議はオンライン会議とし、学内の対面会議は必要最小限としてください。
  3. 授業については、オンラインでの実施を中心にしつつ、対面で実施するほうが教育効果の高い授業は、最大限の感染防止対策を講じた上で、対面(オンラインとの併用を含む)で授業を行います。
  4. 学生の課外活動については感染拡大に最大限の配慮をして、一部の課外活動を許可します。担当する部署は学生との連絡をより緊密にとりながら対応を進めてください。
  5. 事務部については、在宅勤務と時差出退勤を強く奨励します(出勤率60%以下)。ただし、期間中に行うべき重要な業務については、十分な感染対策を前提に、出勤率の例外として可能とします。
  6. 体調不良を自覚した時は、新型コロナウイルス感染症に典型的な症状ではなくても慎重を期して自宅待機するなど、早めに対策をとるように心がけてください。管理者は、体調不良者が無理なく休めるよう、ご配慮をお願いします。

冒頭に述べたように、みなさまの行動変容も極めて重要です。感染経路の主たるものは唾液からの感染です。緊急事態宣言期間中、同居家族以外との会食・飲み会や大きな声を出しての会話、カラオケや類似の行為などは避けてください。昼食中や休憩中に、マスクを外して会話をすることによっても感染が起こっています。「会話は、黙食・個食後に、3密を避け、マスクを着用した上で」を徹底ください。

市中に比べ、キャンパス内は比較的安全だと考えています。更に安全性を高め、大学として進めるべき活動を着実に進めるためには、無症状者あるいは軽症感染者からの感染をおさえることがきわめて重要です。これまでにも保健センターに抗原定量検査のシステムを導入する、柏にPCRセンターを開設するなどの対応を行ってまいりましたが、更なる検査体制の強化を現在準備中です。整備でき次第、詳細をお知らせいたします。

レベル準1でも 本郷、駒場、柏の各地区保健センター  は診療を継続しています。電話相談なども積極的に受け付けていますので、不安なことがあれば相談してください。

令和3年4月26日
令和3年5月7日更新

東京大学 新型コロナウイルス対策タスクフォース座長
理事・副学長
大久保 達也

* 新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京大学の活動制限指針 (PDFファイル: 326KB)

 

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