新型コロナウイルス感染症に関連する対応について
東京大学の教職員のみなさまへ

活動制限指針レベル引き上げにあたって

四度目の緊急事態宣言が、7月12日より東京都に発出されました。現在、本学では学生の定期試験がはじまり、またオリンピックの開幕が間近に控えています。感染力が格段に高いデルタ変異株への置き換わりが進行する中、本学の活動を止めないためには、構成員一人一人が「感染しない」「感染を拡大させない」という自覚を持って行動し、安全で安心なキャンパスを作り上げていく必要があります。

本学では、新たに「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京大学の活動制限指針2021」を制定し、6月21日にレベルAに変更しましたが、7月12日より制限レベルをBへと一段引き上げることとします。

レベルBでは、みなさまに以下のご協力をお願いします。

  1. 研究活動は続行できますが、感染拡大防止に最大限配慮をしつつ、学生・研究員・研究スタッフ(研究室関係者)は現場での作業を時間差で行う、滞在時間を短くする、可能な場合は自宅で作業するなど、人との接触を最小限にすることを検討する必要があります。
  2. 授業についてはオンラインでの実施を中心にしつつ、対面で実施するほうが教育効果の高い授業は、最大限の感染防止対策を講じた上で、対面(オンラインとの併用を含む)で授業を行います。
  3. これまで(レベルA)と同様に、感染拡大防止に最大限配慮をして、一部の課外活動を許可します。
  4. 学内会議は実施可能なものはオンライン会議とし、対面は必要最小限とします。
  5. これまで(レベルA)と同様に、原則、守衛のいる門のみ開き、入構には健康管理報告の提示が必要です。
  6. 事務部については、これまで(レベルA)と同様に、感染拡大防止に最大限の配慮をし、在宅勤務と時差出退勤を奨励するとともに、夏季休暇等の取得も組み合わせながら業務遂行をする。
  7. 体調不良を自覚した時は、新型コロナウイルス感染症に典型的な症状ではなくても慎重を期して自宅待機するなど、早めに対策をとるように心がけてください。管理者は、体調不良者が無理なく休めるよう、ご配慮をお願いします。

みなさまの行動変容が極めて重要です。繰り返しになりますが、感染経路の主たるものは唾液からの感染です。緊急事態宣言期間中、同居家族以外との会食・飲み会や大きな声を出しての会話、カラオケや類似の行為等は避けてください。昼食中や休憩中に、マスクを外して会話をすることによっても感染が起こっています。「会話は、黙食・個食後に、3密を避け、マスクを着用した上で」を徹底ください。

市中に比べ、キャンパス内は比較的安全だと考えています。更に安全性を高め、大学として進めるべき活動を着実に進めるためには、無症状者あるいは軽症感染者からの感染をおさえることがきわめて重要です。これまでにも保健センターに抗原定量検査のシステムを導入し、柏にPCRセンターを開設するなどの対応を行って参りました。また7月8日より学内においてワクチンの大学拠点接種も開始しました。政府の感染拡大の予兆の早期探知のためのモニタリング検査にも参加しています。

レベルBでも 本郷、駒場、柏の各地区保健センター は診療を継続しています。電話相談なども積極的に受け付けていますので、不安なことがあれば相談してください。
 

令和3年7月12日

新型コロナウイルス対策タスクフォース座長
東京大学 理事・副学長
大久保 達也

新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京大学の活動制限指針2021 (PDFファイル: 319KB)

 

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