大槌町と「震災復旧及び復興に向けた連携・協力に関する協定書」を締結

大槌町と「震災復旧及び復興に向けた連携・協力に関する協定書」を締結

 このたび、東京大学は大槌町(岩手県上閉伊郡)と「震災復旧及び復興に向けた連携・協力に関する協定書」を締結いたしました。大槌町には本学大気海洋研究所の国際沿岸海洋研究センターがあり、1973年に設立以来、国内外の関連研究者の方々と協力して、岩手県を中心とした沿岸域における海洋科学研究に大きな役割を果たしてきました。震災による津波により、同センターは壊滅的な被害を受けましたが、現在、研究活動の再開に向けた取り組みを開始しています。今回の協定締結により、長期にわたる大槌町と同センターの復旧・復興に向け、両者の連携・協力をより強化して持続的かつ効果的な活動に取り組んでいきます。
 2012年3月19日(月)大槌町役場仮庁舎にて、碇川豊大槌町町長と濱田純一本学総長による調印式が執り行われました。

大槌関連プロジェクト


写真左から、高橋大槌町副町長、阿部大槌町議会議長、碇川大槌町町長、濱田純一総長、道田豊教授、中井祐教授

 前日の18日(日)午前中、濱田総長は陸前高田市の中学校生徒の学習を支援する本学の学生ボランティア8名の活動を視察、学生達を激励しました。本ボランティア活動は、「岩手県陸前高田市教育委員会」等が主催する被災児童・生徒を対象とした学習支援事業「学びの部屋」に協力するもので、これまでA班(2月18~19日)10名、B班(2月25~26日)10名、C班(3月3~4日)9名、D班(3月17~18日)8名の学生が活動を行っています。

 同日午後、濱田総長は遠野市主催「東日本大震災・後方支援の集い~『縁』が結ぶ復興への『絆』~」に出席し、市民・関係者で埋めつくされた遠野市市民センター大ホールにて、「人の絆、組織の絆-「絆」を明日へ-」と題した基調講演を行いました。また、支援団体の1つとして、本学の支援活動に対して遠野市から感謝の楯が贈呈されました。
本学は、被災地における救援・復興に関する活動に携わる本学の教職員・学生に対する便宜を供与するため、「東京大学救援・復興支援室遠野分室」を遠野市役所西館に開設しています。また遠野市は、大槌町などの湾岸被災地に対する後方支援の拠点となっています。

濱田純一総長基調講演「人の絆、組織の絆」(2012年3月21日掲載)
東日本大震災に関する救援・復興支援室の設置
ボランティア情報


濱田総長による講演の様子
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