Career Support 自己啓発支援

各種英語講座(TOEIC講座、英会話等)の受講者、東京大学大学院の大学経営・政策コースや放送大学履修コース等の履修者、情報処理技術者試験の合格者などに対し、受講料・受験料の一部負担等様々な支援を行っています。

Voice先輩の声

新しい世界を開いてくれた
修士号取得

利用した自己啓発支援制度

東京大学大学院教育学研究科修士課程
総合教育科学専攻大学経営・政策コース履修

内容

大学経営・政策コースは、大学・高等教育の管理者や政策担当者を対象に、大学の管理運営および高等教育政策について理論的・実践的な教育を行うとともに、この新しい分野の研究者と将来のリーダーを育成するために設立されたコースです。東京大学では、本コースを修了した職員で所定の手続きを経た者に対し、自己啓発支援の一環として、入学検定料及び入学料相当の金額を支給しています。

目的と感想

学生の頃から、修士号は職業に関連のある分野で、と思っていました。実務経験を省察し、その後の職業生活の礎を築くことのできる機会にしたいと考えていたからです。修士課程で教育や研究を経験することで、職場である大学に、より「当事者意識」をもって関われるようになるのではないかという期待もありました。
大学経営・政策コースでは、コースワークにおいて、歴史学、教育哲学、統計学、経営学といった多様なアプローチから、高等教育について学ぶことができました。また、修士論文では、「教育としての学生支援」というテーマを扱い、先行研究が少ない分野ながらなんとか書き上げることができました。コースは社会人でも履修可能なよう設計されていますが、仕事の合間をぬっての学修はやはりハードでした。

得たスキルや気づきなど

コースワークで高等教育に関する知的基盤を得られたことが、職務上の判断に役立っています。最近とみに増えているデータの収集や処理も、苦手意識がなくなりました。しかし、一番大きかったのは、修士論文の執筆を通して論理力の必要性を痛感したことです。エビデンスを共有しチームで問題解決をはかっていくことの大切さに気づけたことは、職場に限らない広いコミュニケ―ションの文脈において、自分をもっと自由にしてくれたと感じています。
更に、修士論文は、ダイジェスト版を叢書に寄稿することで、成果を広く知っていただけました。また、その際に入れていただいた研究チームで、細々とですが今も研究を続けています。こうして職員としての経験を強みにしつつ、研究を通じ社会に貢献できる道が拓けたことは、本当に有難いと思っています。

皆さまへのメッセージ

あなたが生涯をかけて実現したい価値はなんですか?教育と研究という2つの創造的な行為が交錯する大学という世界では、職員という職業はまだまだ発展途上であり、そこに大変さと面白さがあると感じています。東京大学をもっと魅力的な場にするために、アイデアと行動力に溢れるあなたのご応募をお待ちしています。