三重県と地域未来社会連携研究機構との連携事業

松原 宏
地域未来社会連携研究機構
機構長
  • 三重県
東京大学と三重県が連携協定を締結し、連携拠点となるサテライト拠点を四日市市に開設。
サテライトを活用し、ワークショップ、セミナー、フィールドワーク、調査研究事業など各種の連携事業を展開し、多様な地域課題の解決に向けたプロジェクトを実施する。

〇三重県と東京大学との連携協定締結(2018年11月23日)に基づく各種事業の実施
東京大学と三重県の連携協定締結式が、鈴木三重県知事と五神東京大学総長により執り行われ、記念シンポジウムが開催された。連携協定の下での調査研究、学生のフィールドワークなどを、機構が中心になって実施するとともに、東大内の他機関・研究室と連携して、地域の多様な課題解決に努めている。

〇三重サテライトを活用したワークショップ等の開催
2019年2月22日に、近鉄四日市駅に近いユマニテクプラザ1階に三重サテライトを開設。テレビ会議システムを通じて、東大の駒場、本郷、柏キャンパスを結んで、ワークショップを開催するとともに、2019年10月からは常駐の特任助教を配置し、地域との連携を密にしている。
・第1回ワークショップ(2019年2月22日)「地域未来投資促進法と今後の三重県の企業立地」
・第2回ワークショップ(2019年5月24日)「RESAS(リーサス)を活用した地方創生施策の新展開」
・第3回ワークショップ(2019年7月19日)「三重県企業におけるIoT・AI導入の現状と課題」
・第4回ワークショップ(2020年2月10日)「三重県における自然災害の危険性と防災の課題」
・第1回セミナー(2019年 9月  6日)「三重県と東京大学との連携で進めるデータ利活用の世界」
・第2回セミナー(2019年11月22日)「四日市市工業の過去・現在・未来」
この他、皇學館大学と連携し、松阪市および鳥羽市で「津波防災ワークショップ」を開催するなど、機構の参画教員が、三重県内で講演する機会が増えている。

〇部局横断型教育プログラムのフィールドワークの実施
第1回目の「地域未来社会フィールドワーク」が、2019年9月17日~20日に、三重サテライトを拠点に実施された。今後は、三重大学とも連携しながら、三重県内で毎年実施する予定である。

〇「三重県アトラス」の作成と活用
三重県内の各種データを収集・整理し、地域課題を可視化することを目的に、電子地図「三重県アトラス」を2019年度の機構の事業として作成した。今後、機構のホームページで公開するとともに、自治体の計画策定や企業活動、調査研究、学校教材などでの活用促進を図る。
○「介護予防に向けたAI・データ活用研究会」への参画 情報学環の越塚登教授を会長とする研究会に参画し、三重県東員町でのフレイル検知の実証実験をサポートする。
三重サテライトが入居しているユマニテクプラザ
地域未来社会連携研究機構
三重サテライトでの第1回ワークショップの様子
地域未来社会連携研究機構

地域連携区分

  • SDGsやSociety5.0に立脚し社会改革を主導する地域連携
  • 地域貢献と知の循環が双方向で成立する地域連携
  • 大学のハブ機能を生かす地域連携
  • 学生の教育を中心としたプログラム
  • 東京大学が有する総合力と先端性を生かす地域連携
  • 研究対象・実装現場としての地域連携
  • 行政等におけるアドバイサリー

プロジェクトに関するURL

共同実施部局/共同実施者

地域未来社会連携研究機構を構成する11部局

関連する協定

[1]三重県と東京大学との連携協定(2018年11月23日締結)、[2]ユマニテクプラザ5者協定(2019年2月22日締結)(三重県、三重大学、三重県産業支援センター、東京大学地域未来社会連携研究機構、大橋学園)

実施期間

2018年11月23日~

問い合わせ先

  • 担当: 松原宏
  • メールアドレス: office[at]frs.c.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください

関連するSDGs項目

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
  • 目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 目標9:産業と技術革新の基盤をつくろ
  • 目標10:人や国の不平等をなくそう
  • 目標11:住み続けられるまちづくりを
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