海洋学際教育プログラムに基づく高度国際海洋人材の育成

  • 目標12:つくる責任つかう責任
  • 目標13:気候変動に具体的な対策を
  • 目標14:海の豊かさを守ろう
木村 伸吾
新領域創成科学研究科
大気海洋研究所 教授 海洋アライアンス連携研究機構 機構長
 海洋を取り巻く問題は、海洋の利用開発の進行、ステークホルダーの顕在化、国家間の海洋権益の確保などに伴い、多様化、複雑化しています。そのような諸問題に対処するためには、海洋に関する自然科学と技術工学に、国際海洋法や海洋政策などの社会科学を加えた文理融合が不可欠です。そこで、海に関する幅広い教養を備えた人材の育成を目的に、東京大学の5研究科を中心として実施する研究科横断型の大学院教育プログラムが「海洋学際教育プログラム」です。いま、海洋は、プラスチックごみ、漁業資源の分配、海洋感染症、排他的経済水域といった多くの国際的な問題を抱えています。そして、我が国が目指す「SDGs実施指針」の8分野の1つである「生物多様性、森林、海洋等の環境保全」に貢献するためには、学際的な海洋問題に国際的に即応可能とする高度海洋人材の育成が急務となっています。  本プロジェクトの特徴は、海洋学際教育プログラムに基づき実施する、様々な研究科に所属する学生が共働して取り組む海洋問題演習(Problem-Based Learning)と、国際連合の食糧農業機関や工業開発機関をはじめとする10の国際機関での長期海外インターンシップ実習にあり、実地調査に基づく課題研究と実務現場の体験を通じた文理融合の幅広い知を育てる教育と、海洋に関する社会問題の本質を理解し実行可能な解決策を見つける探究力の育成を目指しています。演習や実習を通じて得られた成果は情報発信し、地域活性化、気候変動対策、循環型社会形成、公衆衛生対策などの社会貢献に資することも目指しています。
概要説明ポンチ絵
国際連合工業開発機関でのインターンシップ実習

プロジェクトに関するURL

共同実施者

升本 順夫(理学系研究科)
三浦 徹(理学研究科)
田島 芳満(工学系研究科)
鈴木 英之(工学系研究科)
良永 知義(農学生命科学研究科)
八木 信行(農学生命科学研究科)
山本 光夫(農学生命科学研究科)
唐川 奈々絵(農学生命科学研究科)
早稲田 卓爾(新領域創成科学研究科)
保坂 直紀(新領域創成科学研究科)
城山 英明(公共政策大学院)
山口 健介(公共政策大学院)
林 昌奎(生産技術研究所)
津田 敦(大気海洋研究所)
道田 豊(大気海洋研究所)
青山 潤(大気海洋研究所)
山口 飛鳥(大気海洋研究所)
萩原 聖士(大気海洋研究所)

問い合わせ先

  • 担当: 海洋学際教育プログラム事務局
    〒277-8561柏市柏の葉5-1-5
    大気海洋研究所 
  • 電話: 047-136-6416
  • メールアドレス: oa-office[at]oa.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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