SDGs教育の全学的ハブ構築プログラム

東京大学におけるSDGs教育の全学的ハブとしての役割を担うプラットフォームの構築に向けた取り組みである。東京大学全学生を対象に、次代に向けて持続可能な開発目標の実現に貢献できる高度な専門知識と実践力を持った人材の育成を目指す。事業は具体的には以下の3項目から構成される。

1. GraSPP Policy Challenge (GPC)：平成28年度より開講しているSDGsを課題とした授業内で、バックグラウンドの異なる学生でチームを構成し、具体的な社会課題に即した政策策定・提案を行う。GPCには、科学技術イノベーション政策の科学プログラム (STIG）や博士課程リーディングプログラム「社会構想マネジメントを先導するグローバルリーダー養成プログラム(GSDM)」に参加する他部局学生も参加させ、部局横断的に取り組む。
2. GPPN年次総会でのポリシーコンペティション参加：コロンビア大学SIPA、シンガポール国立大学LKY、Sciences Po. Paris等、世界のトップ公共政策大学院7校のネットワークであるGlobal Public Policy Network (GPPN)の年次総会の中で開催される学生会議で、各校の代表チームがSDGs関連の課題に対する政策提案を行い、他校からの参加学生及び政策担当者等との論議を行うことを通じて、世界的な人的ネットワークを構築する。東京大学からは、事業［1］で選ばれたチームが参加する。2020年度(2021年3月)は、東京大学がGPPNの年次総会の主催校となる予定である。
3. GPPN SDGs Professional Certificate Program：GPPN加盟校各校がそれぞれ5～10人の学生を選抜し、所属する大学でのSDGs関連授業の履修、隔週に開かれるセミナーへの参加、パリとニューヨークでの合同モジュール参加、合同での最終成果発表を義務付ける。それらの要件を満たしてプログラムを修了した学生には、GPPNが認定するSDGs Professional Certificate（認定証）を授与する。

Global Public Policy Network
• School of International and Public Affairs (SIPA), Columbia University; New York, U.S.
• Institute of Public Affairs (IPA), London School of Economics and Political Science; London, UK
• School of Public Affairs, Sciences Po; Paris, France
• Hertie School; Berlin, Germany
• Lee Kuan Yew School of Public Policy, National University of Singapore (NUS); Singapore
• Graduate School of Public Policy (GraSPP), University of Tokyo; Tokyo, Japan
• Fundação Getulio Vargas (FGV), Escola de Administração de Empresas de São Paulo ; São Paulo, Brazil