レーザーを用いたスマート生産技術の実現


湯本 潤司
光量子科学連携研究機構
機構長/理学系研究科 附属フォトンサイエンス研究機構 教授
産業革命以来、経済活動は、大量生産、大量消費を基本として発展してきた。大量生産によって生み出された製品は、我々の生活に量的な豊かさをもたらしたが、その画一的な製品は個を均質化させ、大量消費経済システムは公害や資源の枯渇という社会問題を引き起こしてきた。しかしながら近年では、市場や顧客のニーズの多様化に伴い、“必要な時に”、“必要な物を”、“必要なだけ”供給できる「個別生産」こそが、豊かで継続可能な社会を生み出すものとなってきている。さらに、製造現場における情報ネットワークを利用した生産システムの変革は、多品種個別生産を急速に拡大させていくものと考える。
「個別生産」技術の代表例として、レーザー光を用いた3次元切断・接合加工(レーザー加工)や3次元造形技術(3Dプリンター)がある。この技術とネットワークとが融合することにより、多種多様な形状のものを、様々な材料を用いて、すばやく製造することが可能となる。
本プロジェクトでは、両者の技術開発を中心として、最適パラメータを生み出す機械学習技術等を取り込みながら幅広い個別生産技術の開発を目指す。一方、それを実現するためには、被加工物質と光の相互作用を学理として解明し、その知見を産業技術に展開することが求められる。そのため、本プロジェクトでは学内外、産業界との連携を強化するとともに、人材育成にも力を入れていく。
「個別生産」技術の代表例として、レーザー光を用いた3次元切断・接合加工(レーザー加工)や3次元造形技術(3Dプリンター)がある。この技術とネットワークとが融合することにより、多種多様な形状のものを、様々な材料を用いて、すばやく製造することが可能となる。
本プロジェクトでは、両者の技術開発を中心として、最適パラメータを生み出す機械学習技術等を取り込みながら幅広い個別生産技術の開発を目指す。一方、それを実現するためには、被加工物質と光の相互作用を学理として解明し、その知見を産業技術に展開することが求められる。そのため、本プロジェクトでは学内外、産業界との連携を強化するとともに、人材育成にも力を入れていく。
プロジェクトに関するURL
- 準備中
共同実施者
光量子科学連携研究機構の全教員
主な関連論文
投稿準備中
主な特許
公開前特許2件
問い合わせ先
- 担当: 湯本 潤司
- 電話: 03-5841-4082
- メールアドレス: yumoto[at]ipst.s.u-tokyo.ac.jp
※[at]を@に置き換えてください
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