現代インドにおけるポスト開発:媒介と協同性のポリティクス

現代インドにおけるポスト開発:媒介と協同性のポリティクス

   

池亀 彩 東洋文化研究所 准教授(情報学環 准教授)

環境破壊や資源の枯渇が顕著になりつつあるインドにおいて、これまでのトップダウン型の開発援助に限界が見え始めている。今、注目されるのは、国家や市場経済そしてグローバルな市民社会と関わりながら、地域社会の人びとが自らの生活基盤を維持・向上しようとする動きである。 本研究はこうした新たなボトムアップの動きを「ポスト開発」という視点から描写・分析する。 特に、地域社会の「協同性」のありかたを人びとが再定義することで自らの社会・文化的な位置付けを向上させようとする動き、また地域社会と国家・市場・市民社会とを新たにつなぎ直そうとする「媒介者」の役割に着目する。「ポスト開発」の具体例として環境運動、オルタナティブな 開発運動、新しい文化・宗教運動を取り上げ、現地調査を通じてその可能性と課題を検討する。

グル(宗教指導者)の介入により州政府主導の灌漑プロジェクトが動き、干上がった貯水池に水が戻った。

グル(宗教指導者)の介入により州政府主導の灌漑プロジェクトが動き、干上がった貯水池に水が戻った。

地元農民の代表と相談するグル

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問い合わせ先

研究支援担当 03-5841-5839 kenkyo@ioc.u-tokyo.ac.jp

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